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【日記】勤勉に生きる②

夢も無ければ大した趣味も無いことで知られる筆者は最近、日常生活に楽しみを見出そうとしている。今日の動静は以下の通り。

・昨日考えた冷蔵庫の購入について、今日ついに実行した模様。これで食料を冷凍管理し明日のある眠りにつくことができる。タンスの隅に追いやっていた死滅寸前のカット野菜を無理やり、体内にねじ込む心配もなくなった。そのわけあって、購入した際の喜びは計り知れないのである。現在、「ウオォーん」と不気味な声を上げながら、野菜ジュースと冷凍餃子を冷やしている。ちなみに筆者はその音を聞いて、肝を冷やしている。「しかしあれだ。買って持ち運ぶ際、滅多に見ない冷蔵庫の裏側を見たんだが、意外にドキドキしてしまった。女子更衣室と同様の魅惑を感じざるを得ない」筆者はそんなことを言って関係者を当惑させた。

・その他、小物入れなど細々したものを100均で買った。ちなみにそこで土鍋も買った。「何でもかんでも100均で買うのは危険であり、禁術の領域に達していると言える。これぞ血鬼術ならぬ100均術!」筆者は安直に流行りに乗っかろうとしてシラける痛々しい男としても知られる。

・一人暮らしの味方「ファミリーマート」では、カット野菜をほぼ毎日買っている。「あっカット野菜の人だ」と認定されるのは最早時間の問題であろう。そのためか、今日はやけに多くカット野菜が仕入れてあった。(たまたまであることは大方の見解である)

・今日はかつて所属していたとあるサークルに顔を出した。若々しい後輩の姿を見て、自身の老いを自覚するとともに、魂の潤いを取り戻すことに成功した。しかし現在、一人暮らししている自分は一回生のそれと大きく変わらない。「初々しいアパート暮らしで一回生のフリをしつつ、卒業研究で現実を知る男。この時空を超越した有様を刮目してみなさい!」そうやって筆者は華麗に服を脱ぎ、潔くお風呂場へ向かったという。

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