見出し画像

エッセイ 第175回 夜間運転講習会 速記録

3人の男子学生の猥談が多く交わされる通算175回目の「夜間運転講習会」が地元の市街地を中心に今日(昨日)行われた。性に対する語彙力を高める取り組みだが、回を重ねるごとに社会復帰の目処が立ちにくくなると問題になっている。

以下が「講習会」の速記録である。

・漫画「ソラニン」における人生観について

・自己啓発本があまり好きではないということについて

・ドラマ「太陽の子」について

・万城目学のエッセイ「べらぼうくん」の素晴らしさについて

・万城目学は偉大であるということについて

・森見登美彦作品の素晴らしさについて

・高校の国語の授業はあまり面白くなかった件について

・三島由紀夫の「金閣寺」は訳がわからなかった件について

・三島由紀夫の「潮騒」と「不道徳教育講座」は面白かった件について

・エヴァンゲリオンに出てくる綾波レイの乳房の描写はいささか過激ではないかということについて

・それは単純に自分たちがスケベなだけではないかということについて

・ジブリ映画「もののけ姫」に出てくる山賊の作る飯がなぜあんなに旨そうなのかということについて

・朝井リョウの小説は読むとしんどくなる件について

・「意識高い系大学生」について

・タバコは学生生活を無意義にさせることについて

・漫画「白竜」における性描写はいささか過激ではないかということについて

・それは自分たちがまだまだ未熟なだけではないかということについて

・森見登美彦作品の「恋文の技術」に出てくる「方法的おっぱい懐疑」について

・おっぱいの煩悩から解き放たれるには、おっぱいをひたすら凝視して、おっぱいを抽象的存在へと昇華させることでしか解決方法が無いのではないかということについて

・研究室の風俗・治安維持について

・別の友人が話す下ネタに違和感を覚える件について

・それはノンフィクションだからではないかということについて

・逆に自分たちの下ネタはフィクションの度が過ぎているのではないかということについて

・妄想と現実の区別がつかなくなっていることについて

・自分たちはこのままでいいのかについて

・雲を見上げると、白いイヤらしい液体を思い出す変態おじさんについて

「いい意味で時間を浪費した」
ノリスケ叔父さんは大いに満足している様子である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?