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エッセイ 夏休みを振り返る
夏休みが終わってしまう。
結果的にはまあまあであっただろう。
しかし、何年後かに「ああアレをやり忘れた!」とか「実はオレ、大学生の夏休みにアレやりたかったんだよね」とか、ほざいているようなら、今回の夏休みは失敗と言わねばなるまい。
今回の夏休みについて要点をまとめると以下のようになる。
①ニッチなところに行く
地元の割とニッチなところに行くことが出来た。車に感謝すべきである。博物館や記念館、山、滝、渓谷などなど。
②喫茶店へ行く
なんやかんやで行けた。お気に入りも見つけることが出来たであろう。欲を言えば、スイーツにも挑戦したい。
映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』において、厳かな雰囲気の中、山本が水饅頭を頬張る会食のシーンがある。「砂糖をかけると上手いんだよ〜」と嬉しそうに砂糖をドバドバかける甘党山本五十六(役所広司)の演技がたまらない。あれは日本全国をヨダレだらけにし、一時的に国内の経済活動に変化をもたらす。
③一眼レフを買う
財産をはたいて購入した。恐るべき画質。大変綺麗であり、中の人の引きこもり精神を救ってくれた。飽き性たる中の人の生涯における趣味コレクションの1つとして、一眼レフはその名を残すだろう。
④卒業研究をする
かなりこれに関してはまずい。色々と画策したが、これはまずい気がする。「研究が上手く行っている」と言う方がどうかしていると氏は話す。トライアンドエラーの連続である。
⑤女性関係
女性関係に何かあったのではないかと迫る報道陣に対し、「何もなかった。何も無いのが問題なのだ」と憤慨していた様子である。
女性のタイプについて聞かれると「マノン・レスコー嬢のような情熱的な女性がいい」と即答。「椎名林檎のような魅惑的な女性にも弱い」とも漏らした。
⑥本や映画を堪能
意外に読ませてもらった。新書やら文庫やら。
今のところは、「坂の上の雲」が見たくて仕方ないという。「オープニングの「stand alone」。アレはたまらん」と氏は袖を濡らしている。
「あれもやりたい。これもやりたい」大学4年目にして、欲が異常なまでに出てきた模様。「クレジットカードのせいでしょうね」と氏をよく知る関係者は漏らした。
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