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ノリスケさんが通る
2020年5月12日 20:42
夜12時半。眠気が襲う中、音が鳴った。「遅くなってごめん」もうダメかと思っていた。だけど、忘れずに連絡してくれた。アナタが知らせてくれなかったら、どうなっていたのだろう。この音だけで、どんなに私の不安が和らいだことか。このまま、覆い隠してくれないかな。白い煙のように。だけど、その音はだんだん鼓動する心臓のように、私に強く訴えかける。「早く手に取って」と。手に取った瞬