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『わが子に会えない』トークの前に


3/1の夜7時半から。高円寺駅前「文禄堂」トークイベント、ぜひいらしてください。以下は8年前に「友人まで」限定公開していたmixi日記2009年02月24日22:20より。先日の日刊メルマガに載せたものの転載です。改行が読みにくくてすみません。

離婚するすべての人へ  2009年02月24日22:20

日記で少し前、
法律の専門家とやりとりしてます、
と報告したことがありましたが、
その法律の専門家であるエノモトさん、
マイミクになっていただきました。

知り合うきっかけになった、
『あるきかたがただしくない』(朝日新聞社)のレビュー。

この記事は書かれた当初に拝読していましたが、その後メールまでいただき、色々とオンラインでお話をして現在に至ります。

以下は、エノモトさんの書いた記事、三つ。

これは特定のだれかに宛てたものではないが、
拙著を読んで考えてくださったことの一部、
とのこと。

面接交渉。

親に会えない子どもの気持ち。

私だったら。

離婚はほんと、
当事者になるまでは他人事だし、
「DV冤罪」みたいなことが
自分の身に起こると思えない人のほうが
大多数だと思います。

けれど女性は、
いちどパートナーを嫌いになると、
どんな手をつかってでも
そこから全力で離れたいと
考える人も多いらしい。

さらに女性の側に経済力があったりすると、
自分の子供と元夫を会わせるなんてこと、
そもそも考えもしない……そういう話は、
とてもよく耳にします。

私が本で色々書いたため、
私のもとに似た話が集まってくる、
という側面はあるにしても。

女性は皆、
「男社会」に苦しめられていて、
男に復讐したいと潜在的に考えているの?

上野千鶴子の本とか読むと、
いつもそんなことを考えてしまいます。

男は男で、
女性に振り回される時は多いと思うのだが。
やむをえず離婚する場合も、
「子供にとってはどうなのか」という、
大切な視点を見失うほど大人同士が
憎しみ合ってはいけないと思う。

私が法律不信に陥ったのは、
離婚のとき南さん側の代理人だった、
市毛由美子弁護士

のやりかたが、あんまりだったからです。
詳細は『結婚失格』(講談社)に書きました。

彼女は週刊朝日などで
「離婚に詳しい弁護士」として
コメント出したりしていました。

南さんが行方不明になったあと、
「南さんから連絡を拒絶されてしまって、
私も南さんの居場所がわからない」
みたいなことを言ったくせして、
のちにシュークリーム編集の本に
半匿名で関わっていたりするんです。

(プロフィールとイニシャルからして
確実に同一人物)

南さんに市毛弁護士を紹介したのが
シュークリームの女性社長。

シュークリーム経由で今も
南さんは漫画の仕事をしてるから、
シュークリームに聞けば
居場所くらいわかるはずです。

そのようなことが法律家として
許されるのかと腹が立ちます。

私は両方の弁護士立ち会いのもと、
きちんと文書で息子との
面会(面接)のとりきめをして
離婚届にハンを押したのに。

最初から守るつもりのない約束だったんだと、
今では思わざるをえないです。

「離婚という目的」のためには手段を選ばない。しかし弁護士は離婚した家族の、
その後の人生に責任を
とってくれるわけでは全然ないのです。

『あるきかたがただしくない』(朝日新聞社)と
『結婚失格』(講談社)は、
賛否両論で「否」のほうが圧倒的に多く、
やっぱり出さないほうが良かったんだろうか、
と思うことも多い本です。

でも、
私が息子に会いたいと思い続けている事実が、
いつか息子に届く日があればいいと思う。

血縁ではないけれど「娘」にも同じ気持ち。
届いたらいいのにと思う。

息子は2000年の2月29日うまれ。
もうすぐ9歳になります。

以上、8年前のmixi日記2009年02月24日22:20より。息子は今年で17歳になります。最近は元気でやっている様子が風の便りでわかるようになったので、こちらから会うアクションは起こさないつもりだけれど、お金に困ったりしたらいつでも連絡ください。南阿佐ヶ谷の枡野書店にいます。


トークイベント当日券もあります。


もしお役に立ちそうな記事があれば、よろしくお願いします。