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生まれてから一度もサンタさんを信じたことがないという話。


物心が付いた頃から、サンタクロースが存在しないということを知っていた私は、サンタクロースを信じている子供達がこの時期にどんなことを考えているのかを知らない。

普通は何が楽しみで、どうやって過ごそうとするものなのだろうか?


もしかしたらお年玉と同じなのだろうか?

しかしお年玉は、祖父母や親戚の伯父さんや伯母さんがくれるというのが事前にわかっている。
『実在するかどうかわからない』『実物を見られるかどうかわからない』そんなファンタジーで、曖昧で、フワフワしたサンタクロースなどという存在が、良い子にしていたらプレゼントを届けてくれるというワクワク感は得られない。
むしろお年玉は確実にもらえるだろうという予想をしているわけで、逆にもらえない時には文句を言いたくなるくらいである。


そもそもどうして私はサンタクロースが存在しないことを最初から知っていたのだろうか?

昨年、そのことについて思い出すきっかけがあった。
そして導き出された結論は、10歳歳上の姉からサンタクロースという名前を知ったのと同時に、『そんな存在はいない』ということも教えられたという可能性だ。

つまり『いるかどうかわからない』という期間を経ることなく、『サンタクロース = ファンタジーな作り話』という知識を身に付けてしまったのである。


そんなわけで私はたまに思う。
一生に一度もサンタクロースへのドキドキを体験できなかったのは、大きな大きな機会損失だったのかもしれない。と……。

でも小学校中学年以降までサンタクロースを信じていたら、黒歴史にもなりかねないので、そういった意味では早めに真実を見極めることができて良かったのかもしれない。




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