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【吊り橋効果と暗闇効果は、ご都合主義で願望的な心理テクニックでしかないのです】


世の中の多くの人達が、心理学の本を読んでいます。
そして心理テクニックを信じています。

いや、別に間違ったことが書いているわけではありません。
けれど本気で信じるのはちょっとマズいと僕は思うわけです。

何故なら心理テクニックというのは、あくまでも傾向でしかないからです。
つまり絶対ではなく、確率的にはそうなりやすいという程度でしかない。
しかも特定の視点からしか論じていないものがほとんどで、そういったものほど、ちょっとした不確定要素で、まったく効果がなくなるばかりか、真逆の結果に繋がることも珍しくはないのです。

もっと過激にぶっちゃけてしまいましょう。

心理テクニックとは、鵜呑みにするにはあまりにも信憑性が低い、フェイクだと言っても過言ではありません。


いや、僕がこんなことを言っても簡単には信じてもらえないでしょう。
心理テクニックの本を書いているような、高名で偉大な心理学者の意見の方が、圧倒的に説得力があるのは間違いありません。

だから別に僕を信じてくれる必要はありません。
人は信じたいことを信じるわけで、それが真実である必要はないのですから。


ただ、せっかくなので、せめて無料分だけでも最後まで読んでいただければと思います。
そこに書かれてあるたった一つの事実だけで、世の中でもっともらしく語られている心理テクニックが、実は間違っているかもしれないという疑いをみなさんが持ってくださるような気がしていますので。


てなわけで、前置きは終わります。
ここから本編なので、改めてタイトルを。

【吊り橋効果と暗闇効果は、ご都合主義で願望的な心理テクニックでしかないのです】


いつからか言われるようになり、多くの人が実践しているであろう心理テクニックに、"吊り橋効果”や"暗闇効果”と呼ばれるものがあります。

まずは"吊り橋効果”の方を簡単にまとめましょう。
ざっくり言うと、危険を感じる環境にいることで、心臓がドキドキする。それを脳が恋愛感情と勘違いし、一緒にいる人を好きになる傾向がある。という内容でしたよね?

次に"暗闇効果”の方は、人間は暗い場所ではより多くの光を取り入れようと瞳孔が広がる。そして人間は、興味があったり好きな対象を見ている時も瞳孔が広がっているから、暗闇でもそのように勘違いをし、一緒にいる相手と親密になりやすい。といった感じだったと思います。


さて、以上の二つが仮に事実だとするのならば、いや、事実ではあるのでしょうけれど、確率的に非常に高いものであるとしたら、どうしても納得のできない謎が存在します。

仮に【恐怖を感じる状況】で、【瞳孔が大きく広がっている】のを、【脳が恋愛感情だと錯覚】し、【相手を好きになる】というのなら、


どうして暗闇の中から急に現れる変質者に世の中の女性達はちっとも恋愛感情を抱かないのでしょうか?


変質者に遭ったら、メッチャドキドキしますよね?
暗いから、瞳孔もすんごい広がってますよね?

でも、恋愛感情だと勘違いはしない。

これって不思議じゃないですか?



ただ、この答えは実は単純です。

"吊り橋効果”や"暗闇効果”というのは、都合の良い視点からしか状況を見ていないからこそ言える、ご都合主義的な心理テクニックだからなのです。

というわけでここから先は、"吊り橋効果”や"暗闇効果”に関して、世の中の多くの人が実践し、しかし大半が失敗してしまう本当の理由を簡単に説明していきましょう。



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