雨の日には雨の歌を Heart「All I Wanna Do Is Make Love to You」
昨夜から「雪になるかもしれない」とニュースで騒がれていました。
東京は普段雪が降る地域ではありませんし、なにせ人も車もこの上なく多く、電車も様々な路線が相互乗り入れをしていてダイヤも過密。何か普段と違う事が起これば麻痺してしまう、そんな危うさの中で大都市は動いています。
幸いにも雪は降らなかったので都市機能が麻痺と言う事にはならなかったのですが、冬とは思えない強い雨が朝からずっと降り続いています。いつもなら乾燥した晴れが続くはずなのに暖冬の影響でぐずついた天気が多いように感じます。
もうこんな時は雨にまつわる音楽をあれこれ聴いて、雨が連れて来る憂鬱さに自分から飛び込んでその世界に耽ってしまうのが良いと思います。
車のライトに照らされた空間にこれでもかと擦過傷をつくるような強い雨、家へ帰る道沿いで見た風景にこの曲が浮かんできました。
雨の中でずぶ濡れになっている男と出逢い心惹かれ、そして一夜を共にしたけれど翌朝にメモを残し去るという詞、メロディにうまく乗っていて歌声も魅力的です。洋楽などを自ら選んで聴き始めるようになった中学生の私は一瞬でHeartを好きになりました。ただ詞の内容もあってか当時はライブなどでもあまり歌わなかったようです。
のちにアコースティックバージョンがCMで使われました。
このアコースティックアルバムが名盤で、それこそ今日のような雨の日に聴くとより奥底に沁みて来ると思います。
今でもツアーをしたり、TwitterやInstagramも更新したりとこれだけ長く活動しているのは本当にすごい事です。
「All I Wanna Do Is Make Love to You」が入っているアルバム『Brigade』発売から今年で30年。これからもHeartを愛していたい、雨音に強く心を叩かれる夜です。
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