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秋の入り口

敬老の日は爽やかで過ごしやすかったのですが、その後数日は暑い日が戻ってきてうんざりしていました。

でも季節の変わり目を告げるような雨が昨晩降って、今朝は久しぶりに涼しさを感じられました。しぶとくしがみついていた夏も、夜の雨で手を滑らせてついに離れていったようです。

先月末くらいから夜になるとコオロギの鳴き声が聴こえてきて、暑いけれど秋は着実に近づいているんだと思っていたのですが、数日前は珍しくカネタタキの鳴き声みたいなものが聴こえました。

普段は部屋から聴こえる事がほとんどないので驚いたのですが、夜ではなく夕方前に鳴いていたので、虫をはじめ自然にとってはすでに秋も深まっているんですね。

先日は新聞におせちの広告が載っているのを見つけました。虫や花などと比べて、人は音もなくやって来る季節を感じるのがかなり鈍いのに、その季節を先取りしようとしているのが何だか面白いなと思いました。

ここ数年当たり前のようになっている光景があります。8月終わりになると10月末のハロウィーンの商品が100円ショップにたくさん陳列されるようになりました。先に書いたおせちもそうですが、イベントをどんどん先取りしようとしているので、季節を受信する感覚がだいぶ調子悪くなっているのかもしれません。

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