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改めて自己紹介させてください

2018年11月22日のこの自己紹介noteを書いてから、2年半。私自身も環境も、それこそ社会も大きく変わった。

noteに書いた記事もずいぶん溜まった。改めて読み返すと、書き始めの頃と色々書いてきた今とでは、私のnoteの世界も大きく変わった。なので、改めて自己紹介noteを書くことにした。

簡単に自己紹介(略歴)

1968年10月7日大阪府高槻市生まれ。
地元の高校卒業して、京都で大学生活送った後、予備校の編集部にて4年勤務。その間、胃癌を患った母を看取る。

その翌年オーストラリアにて2度目の学生となり、2年半後帰国し、アルバイトしながら、地元で外国籍の児童生徒の学習支援ボランティアをする。1年後、某市国際交流協会に就職。翌年結婚。仕事を続けるも心身ともに病み退職。その後妊娠が判明して翌年男子を出産。

息子1歳過ぎからパート事務として働く。その3年半後離婚。息子との二人暮らしが始まる。7年半、大学で秘書や会計の仕事をした後、再婚。現在は横浜で夫、息子と3人で暮らす。主婦、出張まかないおばちゃん(依頼を受けて小さなイベントやオフィスでランチを作ったり、懇親会などのおつまみを作る)。

好きなモノ・コトは、美味しいものを作ること&食べること、山や森、神社やお寺の中をのんびり歩くこと、テンション上がるスーパーや本屋さん、昭和感満載の商店街、狂を感じるくらいマニアックな職人さんやお店、筆文字、古代文字、ウクレレ弾くこと、簡単におしゃれに着れる着物、友だちとの雑談、などなど。

noteを書く目的

note以前もブログサイトで日記や簡単なレシピを書いてきたが、

料理や美味しいもののことだけ書いて置いておく場所にしよう

と思い、noteで文章を書くことを始めた。

余談だが、よしもとばななさんの有料マガジンを購読するためnoteのアカウントは持っていたが、プロ作家さん専用のブログサイトだと思い込んでおり、「え! 私も書いてええんや!」と知ったのは登録からしばらく経ってからだった。

書き始めると、子育ての思い出なども書くようになり、結局以前と同じように美味しいものと子育ての2本だてになってきた。「書き続けて、どうなんねやろ?」という疑問がうっすら出てきた頃、実家の片付け中にこのノートを見つけた。

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母が20年近く、ほぼ毎日書き続けた家計簿兼日記。家族の出来事、母の感じたことなど超個人的な日記なのだが、これだけの量になると迫力だった。「亡くなった人の日記は読むもんやない」と父は言って、結局開かないまま亡くなったが、私は「何ぞヘソクリなど出てこんやろか」という邪な気持ちからパラパラと開いた。時々手が止まったときに見たページには、私の知らない両親の一面や思いが綴られていた。母の言葉に触れることができてよかった。そのあと、全てのノートは溶解処分の業者へ送った。

その経験を経て、私がnoteを書く目的が一つできた。

自分がこの世からいなくなった後、家族が読んでくれたらいいな。

その後、家族以外の人たちも私のnoteを読んでくれるようになり、今はこんな思いでnoteを続けている。


noteに書いていること①家族と誰かにつくる料理


10歳の時から家族に料理を作ることを始めて、40年以上経った。息子が生まれてからは、ほぼ毎日ごはんを作っている。SNSで料理写真を撮ってあげるようになって数年経っていたが、投稿の海に流れて埋もれてしまうのももったいないなあと思い、1週間分のごはんや食べて美味しかったものなどを、毎週noteに書いて残すことにした。

毎日のごはんを書いたら、結局自分の日常も書くことになり、それは暮らしの記録にもなった。1年前のnoteを見返すのも楽しい。

そうそう、家族以外の人に料理を作ることも始めた。

このnoteに書いた活動は終わったが、こちらに書いたスパイスとの出会いによりご縁できた人たちと、スパイスランチケータリングが始まった。


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「食べてみたい!」「ほな、作ってみる!」と友人たちとやりとりをして、こんな気楽な会もやっている。

コロナ禍で以前のように作って食べてもらう機会がかなり減ってしまったが、noteと同じく私がずっと続けていきたいことだ。(小さいイベントや小さなオフィスでのまかないランチ、リクエストお待ちしております)

②笑ってちょっと泣ける松竹新喜劇的子育て話

前夫と離婚したのは、息子が4歳半の時。それから小学校卒業まで、いろんな人たちに助けてもらいながら、息子と二人で生きてきた。ものすごく苦労して立派に息子を育て上げました、という子育てではなく、笑ったり泣いたりしながらの子育てだった。

自慢できる立派な子育てではなかったが、こんな話でも誰かの安心になれたならとnoteに綴り始めたきっかけがこちら。

2020年3月から4カ月間受講した天狼院ライティングゼミでも子育てについて書いたので、noteに書いたものと合わせて去年まとめてみた。

こちらは、学童弁当を作る親御さんに勇気を与えるnoteになっているはず。

子育てをしなければできなかった経験、知らなかったとはたくさんある。息子がいなければ、『ちんかす』『削る』というパワーワードを知らないまま、私は人生を終えていたであろう。

子育てについてアドバイスする訳でなく、成功談を語るわけではなく、

笑ってちょっと泣ける松竹新喜劇

のような子育てnoteをこれからも書いていきたい。

③家族の思い出

私が25歳の時母が亡くなり、その25年後父が亡くなった。私が育った家族も家も今はもうないが、思い出すことは多くなった。両親だけでなく、母方の祖父母、父方の祖父、両方の親戚など、私を育ててくれた人たちとの思い出も、時々noteに書いている。書いていると、ふわっとあの頃の光景が浮かび、当時の自分に戻ったような感覚になる。自分がまだ覚えている間に、書き残したいと思っている。

3年前の暑い暑い大阪の夏。あんなに長く、そして一人で実家で過ごしたのは初めてだった。でも忘れられない夏になった。

同じく3年前の夏の話。語り継がなければ、という思いがありながらそれができなかった母に変わって、毎年公開しようと思っている。

亡くなった父は、晩年認知症だった。その父の世話をしていたのは、父と超絶不仲だった兄だった。父と兄、二人の時間はどんな時間やったんかなあと今でも思う。キリンさんのコンテストに応募したが、忖度抜きに、父はキリンビールが大好きだった。

当たり前だが、親も子も、家族に見せる一面だけがその人の全てではない。それがわかった時、母は幸せやったんやなあと思えた。

家族の話は、まだまだ思い出がたくさんある。覚えている間に、書ける間に、noteに残しておきたい。

④夫婦のこと

離婚してから8年後、今の夫と再婚した。中学生になったばかりの息子づれ再婚だった。ざっくりとした馴れ初めを呑んだ勢いで書いている。

そして、結婚パーティの話。

超個人的な話なのでどうかとも思ったが、書き残しておきたいと思いnoteに書いたら、予想外にたくさんの方に読んでいただき、温かいコメントも頂いた。驚いたことに、note編集部さんの『今日の注目記事』にも選んでいただいた。このnoteがきっかけとなり、大事な人と再会もできたので、この後ご紹介しておく。

noteで出会った友人 たなかともこさんの企画に応募したnote。前回の結婚、そして私が一つのモデルとしていた両親という夫婦のカタチ、ある意味『枠』から飛び出て、全く別の夫婦のカタチを築いてきた。

これからどんなカタチになっていくのか、楽しみだ。

noteを書いていて嬉しかったこと(追記あり)

noteを書いていて嬉しかったことはたくさんあるが、

ああ、あのひと(たち)に届いたんだ

と実感できることいちばん嬉しい。誰かのことを思って書いたり、あの人に届くようにと思って書いたことが届いて、自分が思っていた以上に喜んで受け取ってもらえると、

書いてよかった

と心から思える。今までSNSで文章を書いてきたが、そんなふうに思える場はnoteが初めてだった。

鳥羽シェフ、そしてスタッフさんがほんまに喜んでくださったのが嬉しかった。

書いたnoteはFacebookでもシェアしているが、先の結婚パーティnoteをシェアした時、思わぬ方から久しぶりにご連絡をいただき、美味しいお料理付きで夫とお会いしてきた。

もうひとつ嬉しかったことは、noteを通して、風通しの良く楽しくご一緒できる人たちと、ご縁ができたことだ。

住む場所も年代も、お互いの環境も違っても、ご縁は結べる。時々お会いして、美味しいものを食べることもある。これからもよろしくね。

ざっくり同世代のnote仲間。noteがなかったらご縁結べなかったなあというみなさん。彼女たちからいつも刺激を受けている。

出会いとご縁も、noteを書いていて嬉しかったことだ。

長い長い自己紹介になってしまった。こんな私ですが、初めての方はどうぞよろしく。お付き合いのある皆様、これからもどうぞよろしく。

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2021年5月11日追記。

初めてnote公式コンテストにて賞をいただきました。ありがとうございました。

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2021年9月14日追記。

ゼロの紙さんに、私の肩書き、キャッチフレーズ、肩書きキャプションを作っていただきました。
okatteパーソンわたなべますみ。どうぞよろしくお願いします。

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自己紹介

美味しいはしあわせ「うまうまごはん研究家」わたなべますみです。毎日食べても食べ飽きないおばんざい、おかんのごはん、季節の野菜をつかったごはん、そしてスパイスを使ったカレーやインド料理を日々作りつつ、さらなるうまうまを目指しております。