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なすのいなかふう、な、私のnote

私のnoteってなに?

私は自分のnoteをどうしていきたいんかな?

自分のnoteを眺めながら考えた。
「最近noteが書けない」という呟きを見かけることが増えていた。「そうなんや」と流したように思っていたが、流れないものが小さく残っていた。しばしの間、自分にきいていた。

私は自分のnoteを、どんな料理にしたいんやろ?

なすのいなかふう

同じ頃。『なすのいなかふう』というレシピがツイートで流れてきた。

なすを油で炒めて醤油と水で煮るだけ。
酒やみりん、だし汁を足したくなるだろうけど、
足さない。

ギリギリまで引いた料理。こういう料理、作るのも食べるのも好きだ。冷蔵庫には、なすがある。いつもの醤油も発注して届いたばかり。早速その日の晩ごはんに作ってみた。

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レシピ通りに作ったが、ちょっと醤油が多かった。
でも、醤油だけで炊いたとは思えない、甘味があった。

実は途中、チラッと思った。

「みりん、足したいな」
「ほんまに、お醤油だけでええんかな」

そこをぐっと堪えて、醤油だけで炊いた。
食べたらわかった。これは醤油だけで炊くもん。

こちらに載ってる「なすのいなかふう」が、元レシピですね

と、誰かが呟いておられた(どうしてもそれが見つけられず)。
懐かしい。母が持っていた料理本だ。手元に欲しくなり購入した。

ほぼ同じ手順だが、2度目はこちらを見ながら。かつ、醤油の量を減らしてみた。

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醤油だけでなく、なすを揚げる油の量も減らした。煮汁がほぼ残らない状態まで炊けた。

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醤油だけなのに、やはり甘味があった。あれだけ炊いたのに、なすの香りがふわっと漂う。

ぼく、これくらいの味付けがちょうどええわ。冷やしても旨いやろな。

「美味しいけど、ちょっと濃いな」と前回言っていた夫も喜んでいた。なす嫌いの息子が1口だけ食べていた。

食べ飽きない。この言葉がぴったりの料理だった。

そうか。こんなnoteにしたいんや


鍋の中のなすを見ていて、はっとわかった。
そうか。私は私のnoteを

なすのいなかふう

みたいにしたいんやわ。

noteがなすのいなかふう??

作っているうちに、ついつい、酒やみりんを足したくなる。
出来上がったら、もうちょっと彩り考えて、青紫蘇とかおいた方がええんちゃう?と思ってしまう。

noteもそう。書きながら、つい足し過ぎてしまう。

読むひとには物足りんかな? 
地味なnoteやなって思われるんやないやろか。


足したくなるのは、不安だから。自信がないから。
でも。ぐっと堪えて、信じて足さない。

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出来上がったものは、

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決して派手ではない。
バズるような料理ではない。

だけれども。

食べたらなんだか懐かしく
あったかい気持ちになれて。
お腹にすっと落ちていく。
何度食べても、食べ飽きない。

そうやわ。こんなnoteにしたいんやわ。

読んだらちょっと懐かしく
あったかい気持ちになれて。
すっとお腹に落ちていき、
食べ飽きない。

こちらを読んで笑ってほっとしてもらったり。

ふつうの暮らしを続けてきたおばちゃんたちの話を読んで、ほっこりしてもろたり。

あ、これ、全然ほっこりせんnoteやった、、

そっか。頑張り過ぎんでもええんや。と思ってもらったり。

こうして並べてみたら、やっぱり、なすのいなかふう。
それならば、作り続けていこう。
その時々の自分の感覚で味見をして、
より美味しくなるにはどうしたらいいか、考えながら。

「なんだかさ、たまに食べたくなるんだよね」

と、ふらっと食べにきてもらえるように。

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noteの書き方

美味しいはしあわせ「うまうまごはん研究家」わたなべますみです。毎日食べても食べ飽きないおばんざい、おかんのごはん、季節の野菜をつかったごはん、そしてスパイスを使ったカレーやインド料理を日々作りつつ、さらなるうまうまを目指しております。