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なんかもったいない人

私は、男女問わず相談を受けることが多いです。
「常識や定説を度外視したことを言ってくれるから」らしいですが、喜んでいいやら悪いやら…。
とりわけ恋愛関係の相談が多く、「気は確かか?」と思います。
そういった話や私自身の過去の恋人などの中に、一定数「なんかもったいない人」と感じる方がいました。

【なんかもったいない人って?】

まずは、「なんかもったいない人」の定義についてお話しましょう。

「なんかもったいない人」とは、

「気遣い」や「思いやり」の能力はあるのに、
その方向性があまり良くないために、
能力を発揮できない人

です。

おそらく、思っているよりいるんじゃなかろうか?と思います。
また、気持ちはわかるからこそもったいないなーと思うわけです。
根はいい人なのに、いい人になりきれないというか。

簡易的な見分け方として、「なんかもったいない人」またはその予備軍の方は、何かしてもらったときに「ごめんなさい」と言います。
( あくまで可能性が高まる、という意味です。)

【どういう思考なのか?】

ここからのお話は、経験から来る憶測でしかありません。
この「なんかもったいない人」はどういった思考なのかと考えてみたことがあります。

人の負の感情に敏感

「嫌われたくない」

どうもこういう思考が働くらしいと見ています。

「もったいない」というぐらいなので、第一印象で嫌われるような方ではありません。
側から見れば、嫌われる根拠がないとこからのスタートなんですが…それまで生きてきた環境などの要因がそう思わせるのでしょう。

さっきからもったいないもったいないと、一体なんなんだという話ですね。
つまり、他人の機微を感じ取る能力には長けていながら、それが「嫌われたくない」という気持ちから来るという方です。
このパターンの方の善意って、良くて ± 0 にしかならないのです。
せっかく能力があるのにもったいないなと思います。

世の中には、他人に「察し」を強要するくせに、自分は何も察しないし言われたことすら聞いてないという方が掃いて捨てるほどいることを考えたら、なんと優しい性質なんでしょう。

【 + 1 を意識してほしい】

そもそも何も悪いことしてない人を、普通の人は嫌いません、普通の人は。
その事実に、「なんかもったいない人」もいつか気付くときが来るとは思いますが、逆に言えば自分で気付かないとなかなか難しいんですよね。

そういった「なんかもったいない人」にオススメしたい考え方は、

「ピッタリ ± 0 で波風立てない」

よりも、ちょっとズルいですけど

「普段から + 3 にしておけば、- 1 しても割と許してもらえる」

もしあなたが「なんかもったいない人」に該当するなら、こう考えることができれば、少しはラクになるかも知れません。
もちろん誰彼構わずやる必要はありませんし、大袈裟なことをする必要もありません。
少〜しだけプラスする意識だけでいいのです。
「嫌われたくない」を「喜ばせよう!」に変換するということですね。
これができる能力があるからこそ、見ていてもったいないと感じるのです。

ただし、「なんかもったいない人」と相性最悪な性質もあるので、併せてお話します。
それは「のんびり屋さん」です。
人間関係において起こることの中には、鮮度が大事なこともあります。
「のんびり屋さん」の「なんかもったいない人」は、「今これをしたらきっと喜ぶだろう」というのは浮かんでいながら、のんびりした性分ゆえに機を逸してしまい、結果的には思いやりを発揮できません。
非常にもったいないです。

「なんかもったいない人」は、まずは何かしてもらったときに「ゴメンナサイ」ではなく「ありがとう」と言えるようになったらいいんじゃないかなぁと思います。
「ゴメンナサイ」と言ってしまうような、内面的な理由があるんだろうというのはわかるんですけどね。
でも、「ありがとう」のほうが言うほうも言われるほうも、ちょっとずつだけ幸せに慣れるんじゃないかなー?と思うのです。


以上
本日はこの辺で。

ありがとうございました!

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