ハラスメント・ハラスメント
9 人。
これは何の数字かと言うと、「今まで勤めたところにいた、自分が悪いから注意されたのに、面白くないからと言って " パワハラだ! " と騒いだ人間の数」です。
ハラスメントが社会に広く認知されてから、まあまあな時間が経過したように思います。
そして今、非常に危険な状態になっていると思っています。
今回はそんなお話。
モラルハラスメントという言葉を初めて聞いてから 15 年以上経っているように記憶しています。
言葉自体は 1998 年にフランスの精神科医が提唱したそうです。
私は、モラハラという言葉 / 概念を聞いたときに「何それ、そんなの言ったもん勝ちじゃん…絶対加速するよ」と思ったことを鮮明に覚えています。
案の定、多種多様なハラスメントが誕生するのにあまり時間はかかりませんでしたね。
直近だと、「見るハラ」が 1 番引きました。
一応言っておきます。
言うまでもない大前提として、
ハラスメントはダメです!
私はそもそもハラスメントの定義自体が非常に危ないと思っています。
「相手が不快に思ったらハラスメント」
ストレートに考えれば、言わんとしていることはわかるんですが…「それ大丈夫?」と思ってしまいます。
要するに、「難癖つければ勝てる」って意味になりませんか?
それでなくてもハラスメント問題は、バランス感が皆無なように感じます。
50 代男性社員の加齢臭がキツい
↓
スメハラ
50 代女性社員の香水がキツい
↓
注意した側がセクハラ ( パワハラ? )
全く意味がわかりません。
香水なんかつけないだけで対処できるのに。
加齢臭を抑えるより、よっぽど難易度低いじゃないですか。
なぜそんなしょーもないワガママを周りが聞かなきゃいけないのか、全く意味がわかりません。
余談ですが、私は表情筋や骨格、顔面のパーツの造形を無視したメイクを見ると不快なので、それもハラスメントってことでいいんでしょうか?
きっとダメでしょうね。
何それ。
話を戻しまして。
一方的な主観 " だけ " を根拠にするのは、かなり危険だと思うのです。
以前の職場に Y さんという 40 代男性がおりました。
この方、一般的な役職で言えば係長クラスの方で、今まで出会った方の中でトップ 3 に入るぐらい尊敬しています。
おそらく 100% 理論の方なんですが、上長として発言をする際は言い方も言葉も語気にも気を遣っているのがわかりました。
仕事もデキるし、ユーモアセンスもある方です。
今でも社会人として尊敬しています。
ただし、根本が理論派なので、脳を使わずに習性や反射で生きている昆虫のような方にとっては苦手なタイプだと思います。
一方、 I さんという 30 代女性社員がおりました。
この方は、面接に T シャツで来たという伝説を持っています。
…それを採用するのもどうかとは思うんですが。
また、30 代にもなって自分を名前で呼ぶという習性を持っており、初めて耳にしたときは聞き間違いかと思いました。
また、生理になれば朝から不機嫌な態度で周りに接するし、プライベートで何かあっても同様。
地球上に私と I さんだけになっても仲良くなりたくないです。
そして、この I さん、9 人のうちの 1 人です。
しかもその架空のハラスメントの訴えが通ってしまい、Y さんは立場が悪くなってしまいました。
まさに言ったもん勝ち。
私は、会社も I さんも最低だと思い、退職しました。
とうとうハラスメントがこんなにカジュアルに使われるようになってしまったのです。
私は、ハラスメントの訴えはどちらかがいなくなる覚悟でするべきだし、客観的な根拠を示すべきだと考えています。
今はごく一部の稀有な事例だったとしても、すぐに広まると思います。
痴漢冤罪の話と似ていて、強力なカードがあるとわかれば、乱用しようとする輩が一定数出てくるのです。
ならば、乱用を防ぐような仕組みや風潮にしないと、本当の被害者が悲しんだり、濡れ衣を着せられる人が出てきてしまいます。
こんなものは、ハラスメント・ハラスメントです。
要するに、母親に叱られて「ママきらい!」と言っている子供と同じです。
しょーもない人間のために、まともな方が迷惑かけられたり、本当に苦しんでいる方の声がかき消されるのが許せません。
現在、ハラスメント問題は次のフェーズに移行したと思っています。
移行してほしいという願望もあるかも知れません。
ハラスメントを乱用してラクしてきた連中にとって、雁字搦めの地獄みたいな社会になりますように。
以上
本日はこの辺で。
ありがとうございました!
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