見出し画像

私の思う女子力 | 山根あきらさん企画

▲ 山根あきらさん企画への参加記事です。

まずは、言葉の意味を検索しました。

女子力
「女性らしさ」を表す言葉。
2009 年の流行語大賞にノミネートされた。

別サイトでは

「女子力」とは
 初めて「女子力」という言葉を使ったのは漫画家の安野モヨコさんと言われています.彼女は2001年の『美人画報ハイパー』(講談社)で「きれいになりたいと願い,行動する力」という意味で使っていました.現在その意味はさらに広くなり,“きらきらと輝いた生き方をしている女性が持つ力.女性が自らの生き方を演出する力.また,女性が自分の綺麗さ,センスの良さを目立たせて存在を示す力”(大辞泉:小学館)を指し,2009年には新語・流行語大賞に選ばれました.

とありました。

「私にとっての女子力とは?」の結論のひとつを先に言うと、「現代の流行りにはそぐわない言葉」です。
ただし、今回はジェンダーとかソレ系の話には触れないようにします。

【 男性が言う女子力 】

「女子力」という言葉は、それを発する方によってニュアンスが変わると思っています。
普段は「主語がデカいのは例外を考慮できないバカ」だと思っているんですが、今回の記事に限って「男性」「女性」という区分を使います。

まずは男性が言う女子力について。
これは、男性にとって都合のいい女性らしさ…つまり「男性が望む女性らしさ」でしょう。

「 3 歩下がってついていく」的な昔ながらの風習や価値観による女性らしさがひとつ。

もうひとつは、単純に個人的な好み
男性が女性を褒めようとして使う「女子力高いねー」は、「かわいいねー」と同義とみて差し支えないと思います。
( 褒めるセンスの有無は別 )
ただし、「褒める」の中には「社交辞令」も含まれることを忘れてはなりません。
どうでもいい人のどうでもいい話へのリアクションに、「どうでもいい」とは言いにくいですからね。
どうでもいいことをうっすら褒める場合に、「女子力高いねー」はまずまずちょうどいいポジションの言葉ではあります。

つまり、「男性が言う女子力」の主成分は、「幻想」と「おべっか」だと思っています。

【 女性が言う女子力 】

男性が言う女子力があまり良くないものであるという話は稀に見かけますが、女性が言う女子力も大概な気がします。
「女性が言う女子力」は、「根拠のない言動の正当化や都合が悪いことのごまかし」……要するに保身的な意味合いが近いかと思います。

たとえば、「女子力を高める」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?

コスメ、ネイル、美容室、エステ、洋服……自身の外見に関わることが想起されがちかと思います。
女性同士でも「自分が満足するために可愛くなる!」とは言いにくいですよね。
「 " 何を塗ったくっても性格ゴミのまんまじゃん " と言われたらどうしよう」とか。
「女子力を高める」と言えば多少まろやかにもなるし、なんなら努力している気にもなれます。
自分が満足するためにやっているんだから、自分以外からすればどうでもいいのにも関わらず。
だから、正当化というかごまかしというか。
最終的には自分自身までごまかされて、自分のために外見磨きをしているのに「女子はかわいくなるためにお金がかかるから、男はおごるべき!」とか言い始めるわけですね。南無。

【 まとめ 】

さて。
前項、前々項では女子力という言葉から感じる悪いステレオタイプのイメージについて書きました。

では、私なりの結論です。


Q, 女子力とは何か?

A, 場面や用途に合わせてテキトーに使い分けられるような、薄ぼんやりした都合のいい言葉

( …に、なってしまった )


これは女子力に限らずなんですが、やたらと養殖されている「◯◯力」という言葉たち。
明確に言語化できない( または言語化する能力がない ) ものを、ふわっとしたまま型に入れてしまったような印象を受けます。
よって、私はあまり使わないようにしている種類の言葉ですね。
工夫してちゃんと言語化できるように努めています。



以上
本日はこの辺で。

ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?