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歩き遍路の話16 遍路地図について

9月25日

この日は26キロ強歩いた。松山市内の宿~52番・太山寺~53番・圓明寺~伊予北条という地域。

もはやこの先数日の日記は、歩いたキロ数と打った寺しか書いてないので、写真を見ながら思い出したことを書いていく。

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太山寺、この山門が見えたので「やっと着いた~!」と思ったら、この階段上がって門をくぐったら、まだかなり登る道が伸びていた。坂だったか階段だったか忘れたけど、境内だし普通に階段だったかな。

これを下りてきたときに、ここ数日抜いたり抜かされたりしていたお遍路さんと会った。「この先まだキツイですよ」と言うと、「そうだよね。だって地図にはあと〇〇メートルって出てるのに、標高まだ全然低いんだもん」とあっさり返された。

そうだった!この人、高低差が分かる遍路地図と、現在地の標高が分かる機器持ってるんだった!!

高低差が分かる遍路地図というのは、こちら。歩き遍路さんほぼ全員が持っている地図だ。

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こちらの地図については、noteで新さんjshinさんがこちらの記事で書いていらっしゃったので、勝手にリンクを張って紹介とさせていただく。→【歩き遍路】傾向と対策 [準備] 『四国遍路ひとり歩き同行二人』地図編

歩き遍路用に特化して作られた冊子なので、さすがに情報量が多い。でも私はそもそも出発当時、この地図の存在を知らなかった。みんながスタートする1番札所の売店にはこの地図やあらゆる遍路用品が売られているが、私は地元から出発したので、近所の寺の売店にこの地図は置いていなかった。

そして私の使っていた地図はこちら。↓

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見ての通り、かなり簡易的な地図と冊子だ。でも私にとっては使いやすかった。

というのも、遍路中に出会うお遍路さんたちと情報交換をしながら進むわけだが、その途中で私は正規地図の存在を知った。たしかに情報量は多いが、不便な点が2点あることに気が付いた。ひとつは、地図の上部が北を指していないことと、もうひとつは単純にサイズが大きい点。

その点、私が使っていたものは、ルートに関する情報も少ないしかなり簡略化されてはいるが、ちゃんと北が上に統一されている。(これはかなりでかい要素)あと何よりサイズが小さいのがいい。

正規地図は、自分の進行方向に向かって地図が示されていたり(方向感覚が疎い人はこっちのほうがいいのかも)、各ページの地図の縮尺がまちまちなので、距離感がまったくつかめなくなる。ぶっちゃけ、これ地図としてどーなのよ!!!と思った。

そんなわけで、だいたいのお遍路さんはこの正規地図を見ながら、ルートの高低差の情報も把握して歩いていたわけだが、私はまったくそんな情報は知らないので、着いた!と思ったら、え!?まだ階段ある!!ガーン。みたいなことがしょっちゅうあった。

でも私が使っていた簡易地図でも、私は不便さはあまり感じなかった。

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↑どこかのきれいな海

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伊予北条のゲストハウスに到着してから、あたりを散策。これは海の向こうにある島の、鹿島神社の大鳥居。美しい。

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夕焼けに染まる港。良いところだった、伊予北条。


さて、今日も1日分しか書いていませんが、これで終わります。長く書くよりも、続けることを第一に。気兼ねなく書いていきます。

今回も読んでいただいてありがとうございました。

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