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たからものnote

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素敵なクリエイターさんたちの素晴らしいnoteをまとめています。
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#note

305歳のクリスマス会

父の姉のところに顔を出しました。 90歳の叔母は一人暮らしをしていますが、とうとうその暮らしにピリオドが打たれることになりました。 本人はまだ知りません。 遠方に住む子供達が、自分達から話をするというので、もうこれが最後。という覚悟は自分のうちに秘めて、叔母の家を訪問しました。 ちなみに、一人暮らしの叔母の家に行く前に、 もう1人の叔母をピックアップします。 叔母が渋滞します。棲み分けがわかりやすいnoteがこちら。読むとわかりみが深くなりますが、読まなくともイメー

私を好きな母のこと

私の母は、私のことがとても好きだ。 それは当たり前ではなく、恵まれたことだと知ったのは、随分と大人になってからだ。 私の母は、我が家の嫁姑のいざこざについて、 私が弱音や愚痴をこぼすと、烈火の如く怒る。 私の憤りを軽く越えるために、あまり口にしないようになったし、笑いに加工してから提供するようになった。 今になって、義母がぽろっと本音をこぼした。 「たまに会うと、お母さんに睨まれて怖かった…。お母さんは、そりゃ、自分の娘を取られたみたいで、さぞ面白くなかっただろう

風が吹いていた

長く長く続く一本道は、先が見えない。 来る時には途方もなく感じた距離は、 帰りには驚くほどに大したことなく感じる。 経験とは、人の感覚を簡単に変える。 3月30日の私と、4月1日の私でさえこうも違う。 4月1日。三番目の息子の引っ越しを終えて、私達夫婦はその日に自宅への帰路につくことにしていた。 朝、3人で近所で美味しいと評判のパンと 甘いカフェオレを飲んだ。 ただしくは、息子はパンには手をつけず、 カフェオレは断られた。 この引っ越しの数日で、徐々に口数

そこにあるもの

先日、宅配牛乳のモニター案内が来た。 時々やってくるそのお願いは、 うちは注文しません!といくら跳ね除けても 飲んでアンケートを書くだけで良いので。 と強行だ。 牛乳や健康にいいと言われる アルファベットやカタカナが溢れたラベルが ついた乳飲料とともに玄関に置いていかれる。 私が子供の頃、実家は牛乳配達と、駄菓子屋で生計を立てていた。 牛乳瓶を見ると、裏のお宅に私が三輪車の後ろに牛乳を乗せて配達していた姿が蘇る。 すごく褒められて得意になった。帰りにおやつ

お母さんの側に居ます。

こんにちは☺️✨児童養護施設出身・少年院出身の青年をサポートする、NPO団体 スマイルリングでの、青年達との日常をnoteします✨ さっき仕事から家に帰ってくると 手紙が届いていた。 いつも電話をくれる 私をお母さんと呼んでくれる 東京にいる少年院出身の“息子”からだ✉️✨ 封を開けて一行読んだら 滅多に泣かない私が もう泣いてしまった。 お母さん。 母の日の手紙、遅れてしまってすみません。 なんて書いて良いのか分からなく 書けないでいました。 自分は本