たまごのプリンの大冒険。
愛とは何かを問われたとき、一番に思い浮かぶことは「おいしいものを一緒に食べたい」ということだ。
小学生だった頃、給食で出てくるプリンが大好きだった。
そのプリンが献立に入っているときは一週間前くらいからそわそわが止まらずに
前日から当日になれば、食べ終わってしまうこととの恐怖と戦い。
プリンひとつで、それはそれは感情を掻き乱される日々を過ごしていた。
無事に食べ終わったその日家に帰れば、今日もプリンはおいしかったという話をする。
母親は「そんなにおいしそうなプリン、食べ