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たからものnote

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素敵なクリエイターさん達の素晴らしいnoteをまとめています♬
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2021年10月の記事一覧

そこにあるもの

先日、宅配牛乳のモニター案内が来た。 時々やってくるそのお願いは、 うちは注文しません!といくら跳ね除けても 飲んでアンケートを書くだけで良いので。 と強行だ。 牛乳や健康にいいと言われる アルファベットやカタカナが溢れたラベルが ついた乳飲料とともに玄関に置いていかれる。 私が子供の頃、実家は牛乳配達と、駄菓子屋で生計を立てていた。 牛乳瓶を見ると、裏のお宅に私が三輪車の後ろに牛乳を乗せて配達していた姿が蘇る。 すごく褒められて得意になった。帰りにおやつ

note de あそぼ

笑いのツボが似てる友達と、やってみたいと思ったコント これから出てくるお店の名前、映画や曲のタイトルなどのネーミングは全て架空のものです。 適当に浮かんだワードを組み合わせて作ったものなので、深い意味はありません。 単語の意味を考えるとおかしなことになるので、軽く流しながら雰囲気で読んでいただけると嬉しいです。 (もし、どこかで聞いたことあるネーミングがあったらご指摘くださると嬉しいです!自分で考えたものを載せておりますが、ご迷惑おかけするような事態になったらいけないので、

子どもの絵がすき

"優しくて、理解のあるお母さん" 子どもにとってのそんな存在でありたいな。 まだ子どももいなければ結婚もしていない頃、 "もしもそんなことになったら…" と、たまに頭に浮かんでいました。 娘が生まれて12年。 その理想との距離ってなかなか縮まらないよなぁってのはちょっと棚に上げとくとして。 以前よりも格段に、"子どもたち"が制作した絵や工作が大好きになりました。 (わたしにしては珍しく断言できるくらいに!) それは子どもと暮らすようになってからのわたしの大きな変化だなぁ

『しゃべるピアノ』 #ショートショートnote杯 応募作品 その5

十八世紀、イタリアで生まれたピアノは、今ほどおとなしくなかった。その頃はとてもおしゃべりだった。しゃべることが当たり前のことだった。 当時は教会で神父の指導のもと、信者と讃美歌を歌い、神父とともに懺悔を聴いた。神父の良きパートナーだったのである。 神父との仲のこじれは少女アンナへの恋からの仲違いからだったのである。神父の少女への禁断の恋、そしてピアノのピアノ界での逸脱の行為、二人は道を外していた。神父は神に仕えて初めて嘘をついた。自身の禁断の恋を棚に上げ、ピアノの逸脱だけ神に