奇跡のワインとお料理のマリアージュ🍷
おはようございます!
ジュエリーデザイナーのMASUMIです💍✨
一度飲んでみたかったボタニカルライフさんのワインをいただきに、いつもお世話になっている葡萄農家さんたちと一緒に、神戸元町の昭和レトロな隠れ家カフェ、レ ジロンデルさんに行ってまいりました。
ボタニカルライフさんのワインは、加糖補酸はせず、野生酵母での発酵、一房ずつ丁寧に葡萄を選別します。プレスはポンプを使用せず、重力で移動させます。果実の持っている要素、その土地のテロワールをピュアに表現したワインなのです。
vin-shu2021は、紆余屈折を経てようやく念願の自分たちの手で醸造できる環境に恵まれた年だったのですが、収穫は猪や鹿、カラスに食べられ、長雨が続き、ほぼ全滅に近く散々な状態となってしまったのです。
このワインは絶望的な中わずかに残った房で醸造し、その年の不完全さを楽しもうという思いから作られています。
3年たって蔵の隅に眠っていたのをイベントで提供したところ、おいしさに共感してくださる方が多く、能登半島チャリティーワインとして提供されているワインなのです🍷
さて、お味はと言いますと、想像していたマスカット・ベリーAの表現をそのまま感じるのではなく、開栓後は心地よい微発砲がフレッシュさを際立たせ、なんとも喉越しのよい口当たりです。ストロベリーのような、幼い少女のような未熟さを感じられるのですが、時間がたつにつれてマシュマロのような口当たりに変化していきます。
開栓から寿命の短い儚いワインを飲んだのは初めてだったので、開栓するまでは想像もつきません。こんなワインの楽しみ方ってあるんだなとワクワクしながらいただきました。
レ ジロンデルさんのお料理は、シャキシャキした歯ごたえが病みつきになる軽快なプリーツレタスのサラダと、口の中でとろけるじっくり煮込んだ但馬牛のとろずじカレーがディップでついてきます。
写真には載せていないのですが、酸味が病みつきになるベイクドチーズケーキ、どっしりとした濃厚なバスクチーズケーキとの相性がよく、繊細なワインの味を損ねることなく、最後までお料理を楽しめることができました。
ワインの醸造、葡萄の特性、その土地のテロワール、それぞれ楽しみ方はたくさんあります。
ワインは、たしなむときの仲間たち、お料理、いろんな思いによって楽しさが人それぞれ変わってきます。
正解は一つではないのだなと、改めて感じさせられた一日でした🍷✨
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?