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6月30日に添えて

ますけんじゃーなる特別編です。先日、星野源さんのオールナイトニッポンの冒頭トークであった「人生に影響を与えた1冊」という言葉を聞いて思い出したのが瀧本哲史さんの著書「武器としての決断思考」です。

2011年冬ごろ、転勤で赴任した工場も3年が経ち海外勤務を志望しましたが音沙汰は無し、子どもは2人目が生まれ、先輩の引継ぎで仕事も増え、公私ともども行き詰っていました。そんな中、Twitterで面白い人いるなとみていた瀧本さんの本著を読みました。転勤は会社の都合、家に帰ると乳飲み子2人、仕事は色々舞い込むが志望している海外勤務とは遠く離れた地方の工場での仕事、すべては会社のせい、家族のせいだと(自覚症状なく)考えていた当時の私は、「自分の人生は、自分で考えて、自分で決めろ」という先生の言葉は文字通り頭をぶん殴られました。

そこから、周囲の仲間にも助けられ一つづつ一つづつ仕事を片付け、つらい冬を乗り切り、12年4月からは先生が出演するNHK NEWS WEBを観ることを楽しみに過ごしました。そして12年の夏には全く思いもしなかった地域への海外赴任の辞令を頂き念願だった海外での業務に携わることができました。

そこからはいったん距離を置き、18年に帰任後、単身赴任となました。またつらい状況Again(笑)でしたが、昔の著作や当時の最新刊を赴任先のアパートの机の横に置き、支えられながら自分の宿題を片付けるべくコリコリと手を動かしました。19年の夏に逝去されたニュースを聞いたときは絶句しました。実父も義母も過去の8月に旅立っていて、夏の暑さと色々な感情が巻き起きたことを覚えています。

その後、先生の著書を傍らにアラフォーで転職、今に至っています。世を変える小さなリーダーにはなっていませんが、2,3年前から少しづつ好きな人を応援したり声を出したりするようになり、その活動が少しづつ成長していることは実感できています。

先生の色々な著書で一つだけ反論を申し上げるとすると、これからの人間は40代からでもネットワークを拡げ、自分の好きな活動を開始できるようになっています。。。ということだけはお伝えしたいです。

こうして、noteでそっと発信できるようになったのも大きな成長です。10年前からできる環境にあったけど一歩踏み出せなかった自分、あの時踏み出していればと悔やむこともちょっぴりありますが、遅く目覚めたからこそ今はその楽しみを満喫しているのかなという気もします。

今週、2020年6月30日にまたここで会おうを再読しました。世界は変えられていないけど、この2,3年で自分の人生は変わりました。長く勤め大好きな仲間もいた会社を飛び出し、家族の元に戻り、新たな世界に飛び込みました。更には会社・家族以外の場所へもそっと足を踏み出しています。きっとこの小さな変化を毎日積み重ねていけば、もっと面白い世界になるに違いないという確信はあります。

一読者としてこれからも長く著書を拝読するとともに、先生から頂いた武器と航海術を手に航海を続けます。ボンボヤージュ!





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