タロットを映画で覚えよう！『皇帝』と『ゴッドファーザー』

タロットのデザインとよく似た映画は内容も似ているというぼくの説、タロットへの興味を持って頂くきっかけになってもらえると幸いです。

今回のタロットは『皇帝』です。このカードはタロット全78枚の中で1.2を争うパワーを持っています。
『女帝』のような生み出したり他人の力を増幅させたりではなく、もっと直接的で男性的な『権力』の暗示です。恋愛で悩んでいるお客様にこのカードが出た場合、「かなり地位が高い人(高確率で年上)が現れるでしょう」とお答えします。
このカードは『解決』も意味しているので、恋愛以外のお悩みをお持ちの方にはひとまず問題が決着するとお伝えします。
こう書くとこのカードはかなり良さそうに思えますが、必ずしもそうとは言い切れません。こうして考えると、このカードは本当に『ゴッドファーザー』に似ている。

まずこの『皇帝』さんとマーロン・ブランドがかなり似ている(笑)
ルックス以外でも、先に挙げた『権力』と『解決』において、この両者には共通点があります。

『ゴッドファーザー』のマフィアのボスのドン・コルレオーネの元には問題を抱えた人たちが数多く訪れます。彼らはコルレオーネの圧倒的な権力でトラブルを解決してほしい。
コルレオーネは手段を選ばず、例えば相談者である俳優を起用しないプロデューサーのベッドの中に、彼が大切に飼っている馬の首を忍ばせたりして問題を解決します。とんでもない強権発動！言うこと聞かない奴に『馬の首をベッドに忍ばせる』って脅しの大喜利として強すぎませんか？あとこのおっさんも途中で起きろよ(笑)

コルレオーネはマフィアであり、その解決策は正規ルートではありません。その強すぎるパワーで人の感情を無視して強制的に物事を解決してしまうのです。

『皇帝』も同じ。このカードは強大なパワーを持っていますが、それを使いこなせるかどうかは別問題。すごく頼りになる人が現れて、一旦はトラブルを解決しても、その人の重圧が新たな悩みのタネになってしまうかも。
権力、解決、重圧…このカードが出ると、ぼくの頭の中ではあの『ゴッドファーザー愛のテーマ』が流れます。

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