見出し画像

「インボイス制度に関する確認」には1万円を請求します #事務作業大国 #インボイス

世の中でインボイス制度が始まろうとしています。
個人事業主である私の仕事に影響が出始めていますので、ここに宣言しておきます。

登録番号を公開します

私の登録番号は次の通りです。
T1810942168282
以下のサイトから検索していただければ、本名とともに登録されていることがわかります。
(個人事業主で、本名で仕事をしており、すでに登録が完了しています。)

なぜこの記事を書いたのか

先日から、次のツイートのような封筒が届き始めたためです。

この封筒を開けると、回答票が入っています。
そして、次のような選択肢があります。
・適格請求書発行事業者に登録済みの場合は、登録番号を記入する
・後日登録予定の場合は、登録予定日を記入する
・登録しない場合は、「取引価格の一部変更をお願いする」

そして、名前やメールアドレスなどを記載して郵送で返送する、というものです。

これが1社だけであれば、回答すれば終わりだと思うかもしれません。
私は個人事業主ですが、取引先が100社以上あります。
それぞれからこういった封筒が届き、それに返送していると、無駄な事務作業だけが発生します。

1万円の根拠とは

タイトルで「1万円を請求します」と書きました。

この根拠を書いておきます。
自宅のポストに届いた封筒を開け、内容を読み、登録番号と名前、メールアドレスを書き、封をして、どこかのポストに投函しなければなりません。
1社あたり15分(ポストまでの往復時間も含む)としても、100社あると25時間です。

その時間は本来、書籍の執筆などクリエイティブな作業にあてられるものです。
それがつまらない事務作業で潰れてしまいます。

15分なら1万円にはならないだろう、と思われるかもしれません。
たとえば1000円の請求書を同封したとします。
しかし、請求書を同封すると、おそらく「この請求書はどういう意味ですか?」というメールが返ってきます。
このメールを読んで、回答する作業がさらに発生することは容易に想像できます。

しかも、これが100社以上あるのです。
とてもじゃないですが、そんな事務作業をしている暇はありません。
このため、メールの回答時間も含めて1万円としています。ご理解ください。

請求書に登録番号を記載するだけでダメなのか?

本来、インボイス制度では請求書に登録番号を記載するだけで問題ないはずです。
それにも関わらず、上記のような封筒を送ってこられる理由を考えてみます。

直近で継続的に仕事をしているのであれば、請求書に記載するだけで問題ないはずです。
しかし、私の仕事は継続的な仕事だけではありません。

たとえば、数年前に1度だけおこなった講演。
この取引先からも上記の封筒が届きます。
次回、講演を依頼するときに、適格請求書発行事業者であれば依頼したいけれど、そうでなければ依頼しない、という意味でしょう。

この場合、いつ仕事が発生するのかすらわかりません。
このため、この事務作業費を通常は請求する術がありません。
そこで、上記のように登録番号を公開しておくので、それでも「インボイス制度に関する確認」が必要な場合は、1万円を支払ってください、という意図です。

インボイス制度が中止になるのか

現在は参議院選挙の最中で、今後、インボイス制度が中止になるのかもしれません。
中止にするのがいいか、個人的にはここで意見を主張することはしません。

ただし、インボイス制度が始まろうが、中止になろうが、すでに膨大な事務作業が発生しています。
この作業を少しでも減らすために、この記事を書きました。

まとめ

お願いなので、クリエイターの作業を邪魔しないでいただきたい。
無駄な事務作業は減らしていただきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?