分かってもらえない症状

こんにちは。お久しぶりです。お元気ですか？ますいけです。
　先日、仕事を早退してしまいました。その時のお話をしようかと思います。

現在の会社

　現在の会社に入って、早5年が経とうとしています。こんなに長く続いているのは初めてではないでしょうか。障碍者枠で9-17で働いているのですが、配慮してもらっていることは二週間に一度の通院の日に休ませてほしいということと、体調を崩したときには早退や休みを認めてほしいという二点だけです。
　残業もしますし、早出もします。繁忙期には、通院を終えてからまっすぐ職場に行って働くとかもしていました。現在の内の部署のパートさんの中では一番勤続年数も長くなりました。
　社員さんたちは私の障害を知っていますが、同僚のパートさんたちは知らないです。

相変わらずの不眠

　精神疾患を持っていると、眠りのバランスがよくなくなるのは多く聞く話で、私も多分に漏れず、睡眠がうまくいかない生活を送っています。
　その日は夜中の1時に起きてしまって、そこからどうにも眠れなくなってしまったのです。
　翌日（もう今日）は仕事。と寝不足の体を引きずって仕事に行きました。軽い頭痛と倦怠感。精神疾患由来の寝不足でも通常の人の寝不足の時と体の状態は大きく変わりません。
　問題は頭の中です。あくまでも私の場合なのですが、頭の中に悪い言葉がぐるぐると回ります。言ってはいけない悪態、黒く渦巻いた言葉、負の感情の言葉で頭の中がいっぱいになるのです。
　頭の中で回っているだけならいいのですが、これを口に出したくて出したくてたまらなくなるのです。
　もしこれを言ってしまったら、社会的に終わりな言葉ばかりです。絶対に口に出すわけにはいきません。

　その日パソコンを使う仕事だった私は、奥歯を噛み締めてこれらの言葉を言わないようにこらえてすべき仕事を終えると、上司の元へと行きました。
「XXの仕事、終わりました。申し訳ありませんが早退させてはいただけないでしょうか。」と

上司の反応

　上司も他も、私が精神疾患もちの障碍者枠であるということは理解しています。ですが、その精神疾患についての知識はまるっきりありません。
「具合悪い？発熱？」
　このご時世です。発熱を心配する気持ち、よく分かります。
「いえ、そうではなく」
「持病の方？また眠れなかったの？」
　私が、体調悪い＝眠れないと認識しているようで、どんな症状で体調を崩していても眠れない？と聞いてくる上司、今回は当たっていますが、外すこともしばしば。
「帰って、ゆっくり寝てくださいね」
　ありがとうございます。ですが、いまのこの頭の中ではどう頑張っても眠れなさそうです。
「ますいけさん、寝てないから早退します。皆さんよろしくね」
　待って！！そこだけ言うと「眠たいから帰るわー」に聞こえちゃう！！眠くない、むしろ頭は冴えている！！ただよろしくないことを口走って社会的に儚くなりそうだし、そんな黒い言葉を抱えている精神が辛いという理由で帰るわけで！！

説明しても多分分かってもらえない

　寝不足で体調が悪くなる、あるあるかとおもいます。眠気、倦怠感、頭痛、吐き気、などなど。
　精神疾患抱える前、何度も夜遊びして寝不足になりましたが、精神状態が悪くなるということはなかったように思うのです。
　ということは、一般の方々は寝不足で身体的には調子を崩しても、精神的にはさほど崩れないということだと思うのです。
　現在の私は身体的よりも、精神的なほうが辛く感じるタイプでして、また、その方向性が人に説明しにくいタイプ。となると、頑張って説明してみたところで「何言ってんだ。おめー」となるのは目に見えています。
説明せずに早退言うと「眠たいから帰って寝るわー」になってしまうのもまた何とも言えずもどかしいのです。
　そうじゃない。そうじゃない！と説明したい気持ちと、知られてはいけない気持ち、両方が渦巻きます。

　早退をしないでいいようにちゃんと睡眠がとれればいいのですが、なかなかそうはいかないものです。