なぜ女性起業家の平均年収が100万円以下なのか
女性起業家の平均年収をご存知でしょうか。
「私は稼げていない…」「月収7桁じゃないと売れてないんだ…」
本当にそう?
今日調べ物をしていてたまたま見かけたデータをご紹介し、なぜそうなってしまうのかをご説明しましょう。
女性起業家の平均年収は93.1万円
中小企業庁がまとめている中小企業白書。「女性起業の現実と課題」
女性起業家の平均年収(個人所得)が93.1万円で、100万円以下が69.1%を占めています。100万円以上200万円未満が18.0%、200万円以上300万円未満が8.7%、300万円以上400万円未満が2.8%となっています。
1000万円以上は0.0%?あれ?(笑)
女性起業家の平均年収は、男性の平均272.7万円に比べてもかなり低いことがわかります。
稼げてない訳ではない
SNSを見ていると、月商7桁がうじゃうじゃいるので、自分は稼げてないのではないかと錯覚をしてしまうのだと思います。
けど、現実はこうなのですよ。
年収100万円を超えていれば上位の3割に入っているし、300万円以上なら、上位4.3%に入っているのです。実は凄いのですよ。
2019年のデータですが、女性の正規労働者で389万円、非正規労働者で152万円です。だから何って話ですが、起業をして100万円以下なら、パートでもお勤めに出た方が確実だ…。
女性が起業する際の課題
ここに書いてあった「女性が起業する際の課題」の中の一部を引用します。
起業時の課題を男女別に見てみると、女性が起業する際の課題は、男性と比べて「経営に関する知識・ノウハウ不足」、「事業に必要な専門知識・ノウハウ不足」と回答する割合が高い(第2-2-51図)。これは、就業経験の短さから、経営や事業に関する知識や経験を得る機会が少なく、また、これらの知識・ノウハウを与えてくれる助言者に出会う機会も乏しいことが、要因であると考えられる。
ホントそうだと思う。経営に関する知識やノウハウ不足。ただ、不足していると気付いている人はまだいいのです。ビジネスに関する知識が不足していることに気付いていない人の方が多い印象です。
また、女性の企業活動を促進するための支援について。
女性の起業活動を促進するためには、どのような支援が必要だろうか。
第2-2-52図によると、女性が起業時に欲しかった支援は、「同じような立場の人(経営者等)との交流の場」、「経営に関するセミナーや講演会」と回答する割合が男性と比べて高い。就業経験が少なく、ビジネスにおける知識や経験が不足している女性起業家には、相談に乗り、助言を与えてくれるメンターの存在やロールモデルを提供してくれる同じ立場の人の存在が、重要と考えられる。
就業経験が短く、主婦をしていた時期が長く、ビジネスについての知識や経験が不足している女性起業家には、相談に乗ったり、助言を与えてくれるメンターやロールモデルを提供してくれる同じ立場の人の存在が、重要なのですよ。(だからオンラインサロンをやっています)
ツールの使い方の前にビジネスの根幹を整えよう!
これを見て私が「私が伝えたいのはこれなんだよ!」と思いました。
みんなブログの書き方やフェイスブックやインスタの使い方みたいなことを知りたがります。
もちろんそれも大事なんですよ。けど、もっと大切なのはビジネスの根幹を整えること。
フォロワーの増やし方を習って、フォロワーを増やすことが目的になってしまっていませんか?増えて何か変わりましたか?
根っこが張っていないのに、枝葉を伸ばそうったって無理があります。頑張っても花が咲くはずもなく、年収100万円以下の7割になってしまうのです。
ビジネスについて学びましょう。ビジネスの根幹を整えましょうよ。
それから、そんなに経費がかからない事業で、月商30万、50万稼げている人は、凹むことないですよ!
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