「下さい」と「ください」の使い分け
ブログやSNSで発信をする際、「下さい」と「ください」を使い分けていますか?平仮名と漢字で書いている違いではないのです。
ブログやSNSで、違いを知らずに間違えてるなと思う記述を見かけます。使い方によっては失礼に当たることもありますので注意が必要です。
私がこの違いを理解して使い分けられるようになったのは、たまたま見かけた「パンツをおろして下さい」と「パンツをおろしてください」の違いでした。
例えのインパクトが強くて忘れることがなかったのです。(正解は後半に)
下さいはgive
漢字に変換した「下さい」は動詞。もとは「くれ」です。英語で言うとgive。
八百屋さんで「大根下さい」は、漢字に変換した「下さい」で大丈夫です。
くださいはplease
平仮名のままの「ください」は補助動詞。英語で言うとpleaseです。
どんな時に使うかというと、主にお願いごとをする時ですね。
「お早めにお越しください」とか「筆記用具をお持ちください」は、ひらがなで「ください」になります。
下さいは目上の人には失礼にあたる
下さいは、「くれ」なので、目上の人に使うのは失礼にあたります。
先ほどツイッターで「下さい」と「ください」の違いについて呟いたところ、
・前の職場で「下さい」は使わないように言われた
・百貨店ではお客様に渡す書類や手紙などに「下さい」は絶対に書かないように言われている
などリプライがありました。
理由まで教えなくても、「下さい」を使わないように教えている職場が多いのかもしれません。
迷ったら平仮名が無難
「下さい」と「ください」の違いを理解できましたでしょうか。
書く際に、giveとpleaseどちらだとうと、漢字にするか平仮名にするか使い分けられるようになるのがベストです。
ただ、実際に書いてみると、ブログやSNSでの発信で、「下さい」を使う場面は、ほとんどありません。
読者やフォロワーに何かねだることはありませんからね(笑)
「下さい」か「ください」か迷ったら、平仮名にしておくのが無難でしょう。
パンツおろして下さい
最後に、冒頭に書いた、私がたまたま見た「パンツおろして下さい」と「パンツおろしてください」の違いです。
平仮名で「ください」だと、診察の際にパンツをおろしてもらうための声掛けです。
漢字を入れて下さいにすると、「パンツを脱いで僕にくれ」と変態的な文章になるというものでした。
余りにもインパクト強くて忘れられないのです(笑)
はい、この記事を読んだあなたも、もう忘れないで使い分けられますよね!
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