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本物の教育者

今日は、親しくさせていただいている塾長と話す機会がありました。

彼女の教育に対する話を聞いていると、ただ単にテストの点数を伸ばすだけではなく、子どもたちの個性を発揮させたいという気持ちが伝わってきて、胸が一杯になります。

その塾では、子どもたちが塾に来ると、その子のいいところを一言書いたメッセージカードを毎回渡しています。たとえば「あなたの優しさいところが素敵きです」とか「続けてこれることは凄いこと」とか書いてあるんですね。

その塾には不登校の子が通っていて、通い続けているうちに、みちがえるように明るくなっていったそうです。ある時、その子が、大切に抱えたファイルを持ってきたそうで、開いてみると、これまで塾に来るたびに渡していたメッセージカードがキレイにファイリングされていたそうです。

そして、その子は「私には、このカードがたくさんあるから、もう大丈夫、明日から学校に行きます」と言ってくれたそうです。

去年の9月ころ、次女の受験期だったので、大手の塾の無料説明会に行ったんですけど、そこは、親子で座らされて、はじめに、事前に無料で受けていた模試の結果が返ってきて、子どもたちがざわめくんですね。横を見ると次女も青ざめている。これは、予想以上にテストの結果が悪いからなんです。

それで、講師の先生が、親に説明をするわけです。

志望校に合格するためには、このくらい点数が必要だと。
そこで、親も青ざめる。

そういう演出があったあとに、

うちの塾では、完全な対策ができるというわけです。

確かに、対策に研究を重ねていると思います。

ただ、なにか、はじめに点数のとれないような問題を説かせて、いったん恐怖させるやり方には、ちょっと納得がいきませんでした。

子供の個性を受け入れて、可能性を信じて、人生で最高の自己を発揮させてあげられるような教育がもっと、世の中に広がってくれればなあと思った一日でした。

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