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くもくも、黙々黙々

 雲雲、夕空に浮かぶ、不思議な雲。誰にも触れられないのに、誰もが見れる雲を、僕は追いかけ続けてしまう。

 黙々、作業する。誰かに必要とされないとしても、僕は僕のために生きてみる。

 雲は誰かに必要とされているだろうか? 空を漂い、彷徨う彼。それは僕にそっくりだった。

 黙々と動けるなら、それでいい。人であるはずなのに、人が苦手なんで。

 雲雲、空は曇ってるけど、憂鬱はするりと抜け落ちていく。

 黙々。ここらに煙突はないけど、今日も黙々と生きる。

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