失うということ

失うということは、悲しいこと。
悲しいことなんて経験したくない。
だけど、人間である限り、
失うことを繰り返してしまうよ。
俺はいまだ人生という旅の途中で、
これから先も歩き続けるだろうけど、
その端に、一輪の花が咲いていても、
やがて枯れてしまう運命を目にする。

失うということは、悲しいこと。
悲しいことを無視して生きていたい。
そんなねがいは、儚く散っていく。
また一つ、大切なものが失われていく。
俺の歩みが止まることはないだろう。
目を背けたい現実だって、転がっている。
ビビるほど怖い世の中だって知っている。
それでも、運命が変わることはない。

失うということを、受け入れていこう。
悲しいことだけど、受け入れていこう。
やがて明るい未来が来ることだけを信じて、
破壊があれば創生があると信じて。