マガジンのカバー画像

アオマスの小説

159
どんな一面にも些細な物語が存在する。それを上手に掬って、鮮明に描いていく。文士を目指す蒼日向真澄によって紡がれる短編集です。
運営しているクリエイター

2021年6月の記事一覧

ALIVE

 僕の一つ前の机には、一輪の花が入ったガラスの花瓶がポツリと置かれている。造花のように枯…

蒼乃真澄
3年前
4

雨のちお守り

 しとしと降る雨がアスファルトを刺激して、ビショビショにさせて鼠色から真っ黒に染めていく…

蒼乃真澄
3年前
3