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酒とともに本を嗜む


お酒と相性の良いと思う本を紹介します。

⚫︎酒場っ子 (パリッコ著)
酒場ライターパリッコ氏が、色々な酒場を紹介する本。うまそうな肴を妄想しながら飲むのが楽しい。誰かとお酒を飲みに行って話す内容について、小難しいことよりも、これがうまいとか、なぜうまいのかとか、メニュー表の吟味とか、そういう会話が一番楽しい。
パリッコ氏の本は全て、そういう楽しさが詰まっている。


⚫︎ドブロクをつくろう (前田俊彦編)
日本では、勝手に酒を作ることは違法です。
この本ではそのおかしさを指摘し、お酒の作り方を実際に紹介する内容です。攻めてます。
古来からの日本の酒造りに想いを馳せながら飲むお酒がおいしいです。


⚫︎その「おこだわり」俺にもくれよ!!(清野とおる)
酒の肴というのは、単に食べ物そのものではなく、行為を含めての概念です。
例えば、ピスタチオや落花生は殻を剥く行為があるからこそ美味しいし、鯛のアラはほじくるから美味い。また、会話を肴にして飲むとも言います。
この本ではそんな、細かい細かい、食事に付随する行為を紹介する本です。とても美味しそうで楽しそうです。


⚫︎小銭をかぞえる(西村賢太)
酔いどれ文豪、西村賢太氏の私小説。
飲んでいるとたまに、俺は何をしているんだ、と思うことがありますが、西村賢太の小説を読むと、もっと飲んでやれ、と思ってその日は気分良くなります。次の日は置いておいて。


⚫︎厚岸のおかず (向井秀徳)
ナンバーガールの向井秀徳による本。
現実と妄想が入り混じったような文。
向井秀徳の文章や歌詞は、酒の肴に最適です。


⚫︎人生エロエロ(みうらじゅん)
酒を飲みながらひたすら頭を空っぽにして読める本。短いエッセイがたくさん載っているので、1人で居酒屋に行った時にちょっと読むのにも最適。カバーは付けて。


⚫︎密造酒の歴史(ケビンRコザー)
酒が禁止されていた時代等に、人々が隠れて作っていた酒の歴史についての本。おもしろい。

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