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オーガニック珈琲(有機JAS珈琲)が美味しくないのは何故か?

コーヒー豆を買いに来られるお客様の中では
商品を購入する基準はさまざまな物があります。

ぱっと思いつく限り以下の様な感じでしょうか。

1)美味しさ(すぎた珈琲の基準)
2)値段(高い方が良い人もいる)
3)安心安全(有機JAS珈琲豆)
4)見た目(パッケージの可愛さ)

当店の基準としている珈琲豆の在り方は、1)の美味しいかどうかに最も重きをおいているのですが、結構な割合で、3)の安全性を重要視される方もいます。

安全であるかどうかは、わかりやすい観点だと【有機JAS認証】を受けているかどうかになるですが、この基準には思わぬ落とし穴があるようです。

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先日初めて【すぎた珈琲】の焙煎豆を買いに来られた方がいて、一瞬JASフェアトレード珈琲を手に取ったのですが、辞めて別の珈琲豆を選んだお客様がいました。

その仕草が気になったので、以下の様に声を掛けてみました。

「有機コーヒーって美味しくないですよね」

すると我が意を得たのか、こんな言葉が返ってきました。

「やっぱりそうなんですね。わたしも長くドリップ珈琲を飲んでるんだけども、有機コーヒーはどれも美味しくなくてね。JAS珈琲豆はやっぱり美味しくないんだ。」

「そうですね。JAS認定を受けると味にまで気遣いが届かなくて、珈琲の風味がおろそかになってしまうようです。」

「有機コーヒーが美味しくないのは、私の思い込みじゃなかったんだ。よかった。」

「私も長年コーヒー豆を仕入れていますが、スペシャルティ珈琲クラスでJAS認証を持っている珈琲豆に出会ったことがないです。」

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いわゆる【認証コーヒー】は見た目が華やかで、販売しやすいので以前は色々と取り寄せてみました。世界の認証コーヒー豆は以下のようなものがあります。

1)有機JAS認証
2)フェアトレード認証
3)レインフォレスト・アライアンス
4)カップ・オブ・エクセレンス
5)スペシャルティ珈琲

認証コーヒーに関して詳しく知りたい方は下のブログをご覧ください。

わたしは20年にわたり、数百種類の色々な珈琲豆を取り寄せて味を見てきたのですが、JASコーヒーの印象をひとことでいうと『どれも美味しくない』という残念な言葉しか思い浮かびません。

しかも、認証をとるには出資しなければならず、本来200グラム800円程度の珈琲豆でも、有機JASコーヒー豆として販売しようとすると、200グラム1000円の値段を付けざるを得ません。

これが、値段の割にはJASコーヒーが美味しくないという残念な結果になるのですね。

私達が珈琲豆を仕入れる基準は【美味しさ】だけです。美味しくて体に良ければ【有機認証】などいらないと思っています。ですので、ある種の認証をとるのにお金がかかるのでしたら、その分珈琲を美味しくするための努力をして欲しいと思っています。無認証でも安全でおいしければそれでよいのではないでしょうか?

本来は【安心安全でおいしい農産物】を作るための認証なのですが、現実は認証ビジネスのように、見た目の華やかさのための【認証】になっている部分があります。これが有機JAS認証が美味しくないという、落とし穴になるわけです。

すぎた珈琲が唯一認めるJAS珈琲は以下からお買い求めください。

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