コーヒー豆の果肉はどうするのか?
コーヒー豆はナチュラル・パルプドナチュラル・ワッシュドで果肉を取り除いた後、種の部分だけを楽しむわけですが、じゃあ残った果肉はどうするのかという疑問がわきます。
コーヒーの故郷であるイエメンでは、ドライフルーツになったコーヒーチェリーは脱穀した後、種の部分をバイヤーに売り渡し、果肉の部分を自分たちで消費します。
種を売って皮を楽しむなんて、すごく効率的。
ドライフルーツにしたチェリーはかなり日持ちするので、バイヤーが現れるまで倉庫でナチュラルコーヒーとして寝かせておくのです。
コーヒーの果肉を使ってお茶をするイエメン人ですが、コーヒー果肉のことを現地ではキシルと呼んでいます。キシルティーの歴史は古くて1000年以上あります。
一方白人社会に渡ったコーヒーは、やはり果肉の部分を楽しむ人たちがいました。
白人社会ではコーヒー果肉を乾燥させたものを、カスカラあるいはコーヒーピールと呼びます。キシルもカスカラも意味は両方とも殻。
味はどんなかというと、正直とくに美味しいとは感じませんでした。日頃コーヒーの豆を飲んでいるので、それと比べてみて風味が劣るということですが。
カスカラティーも仕様に合わせて飲めば、つまり砂糖やミルク、ジャスミン等を加えて飲めば、それはそれで一つの飲み物といえるのではないでしょうか。
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