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「うみねこのなく頃に」に出会って10日くらいのオタクのうみステEP3の感想

どうやったら魔女ベアトリーチェを倒せるのか一週間考えていたけど、最適解が見つからなかった。


前回のあらすじ


・感想1 虚構を信じさせる力について

進戯団 夢命クラシックス 進戯団 夢命クラシックス×07th Expansion vol.9 「うみねこのなく頃に~Stage of the golden Witch~Episode3」を配信で見た。
つい先日までは「うみねこのなく頃に」についてほとんど知らなかったし、触れてこようともしなかった人間に配信チケット代5000円払わせたと思うと相当すごいことだと思う。
5000円あったら行きつけのパフェ屋さんでパフェ2杯ドリンクセットで食べれるし、最近見た1番良かった映画の「夜明けのすべて」はauスマートパスのクーポンを使って映画館で4回見ることができるしなんなら毎回見終わるたびに自販機でアイスを買うこともできる。
ちなみにこれは「夜明けのすべて」がすごく良かった映画だったので本当にオススメです、ということが言いたいだけの文章です。

話を戻す。
これまでうみねこに興味を持ってこなかった人間にちゃんとお金を払ってこの作品を見ようという気持ちにさせるだけの力がうみステEP1とEP2にはあったということだし、そういう気持ちにさせられる作品に出会えたことは幸せな経験だと思う。
この作品に対してならお金払ってもいいな〜って思えるのって、作品に対してのリスペクトが自分の中で生まれたからこそだと思うしね。
あと純粋に話が面白いから続きが気になる。

カーテンコールで戦人役の川隅美慎さんが「当時好きだった方にうみステ見てもらいたいから、うみステやべーよって宣伝して欲しい」的なお話をされてたけど、実際絶妙なバランスで面白いから本当にすごいし、ちゃんとお友達にこの作品面白いから見た方がいいって勧めるべきだと思う。

あれだけファンの方がたくさんいる作品だからもちろん元々の話が面白いのもあるんだろうけど、原作の持つ本質的な部分をきちんと舞台に落とし込んでるんだろうなっていうのを、原作を知らない人間にさえ感じさせられてしまうような魔力を持った作品のように思えてしまって実は見る度にびっくりしてる。
正直、原作触れてないのにこういう風なわかったような発言するのって普段ならしないんだけどね。

舞台って嘘や虚構を信じることでのみ成り立つ世界なんだけど、魔女の存在を信じるか信じないかで物語の全てが変わってくるこの作品と舞台の親和性は実際高いと思う。
その嘘や虚構の世界を見ている人たちに信じさせることができるのって、この作品を作ってる側の人達が本気だからこそなんだろうなというのをひしひしと感じさせられてしまった。
ちゃんと面白い舞台作っててズルい。
普段そんなことないのに見終わった時に手汗結構ヤバかった、手に汗握りすぎ。

・感想2 内容についての話

深夜0時半に見始めて4時前に見終わり、諸々考えてからこれを書き始めて現在6時前、早く寝ましょうともう1人の自分が囁いてくるけど、ここまで面白い作品を見させられて正直めちゃくちゃ興奮してるし、頭フル回転させながら見てたせいで頭がめちゃくちゃ冴えてしまってる、良くない。

EP3の見どころはやはり魔女ベアトリーチェとの共闘回だからこそ、これまで残虐非道のかぎりを尽くしてきたベアトリーチェに対してほのかな可愛げを感じてしまうところなのかなと思った。
その可愛げに対してベアトリーチェたむ萌え〜〜〜って気持ちで頭を支配されかけたけど、ちゃんとその気持ちに抗って良かった...
EP3のベアトリーチェ不思議と可愛いけど、なんかおかしいよこんなの...っていう違和感がちゃんと残ったまま見続けててよかった。
でもこれまで最大の敵として存在していたベアトリーチェとの一時の共闘にはどうしても痛快さを感じざるを得なかったし、だからこその最後の調印の時に良き魔女としてのベアトリーチェではなく、自分がこの1週間本当にこいつどうやったら倒せんねん!!!と考え続けさせられた魔女ベアトリーチェに戻ってくれて満面の笑みになってしまった。
もしかして魔女ベアトリーチェに対してのこの気持ち、これが恋なのか.........



違う。(赤字)


変なの挟んでなくていいから話を戻す、はい。

EP1.2では全然意識してなかったんだけど、ベアトリーチェのお召し物にも片翼の鷲みたいな模様が入ってるのに今回気がついてびっくりしたし、そういうのに気がつけるようになった自分の成長を感じてしまった。
EP1の時には「カタヨクノワシってなに?」って顔しながら、自分の中でのよくわからなかった部分として存在していたワードがEP2を見ている時に「あーこれのこと言ってるのね」となり、EP3でもまた新たな発見に繋がった、進歩。

この作品では最終的に全員惨たらしい死に方をするのはEP1で理解したし、EP2を経てだいぶ耐性がついたと思ったんだけど、エヴァ・ベアトリーチェのせいでクラッシュゼリーとクッキーが食べられなくなっちゃったらどうしよ〜〜〜となってる、でもうみねこ好きな人たちってうっきうきでクラッシュゼリーとクッキー食べながら余韻に浸ってそうよね、どんな偏見???
ちなみにEP2の真里亞とリンゴのオーブン焼きのシーンを見た後に、アダムスファミリーのターキーのシーンの曲が頭の中で流れてた。
さらに余談なんだけど、アップルパイにはムズカティーというお店のオリエンタルブレンドのアールグレイの紅茶がオススメです、余談が長い。

エヴァ・ベアトリーチェが真里亞と楼座を殺害するシーン、なかなかに惨たらしい。
楼座お前これ好きだったよな?的なノリでエヴァ・ベアトリーチェをヤっていくところから、絵羽がこれまでに受けてきた扱いゆえのものなのかなとか色々考えながら見ていた。
した側は忘れていてもされた側は覚えているというのはよく言うけど、右代宮家はもっと関係性がちゃんとしてたらこんなことにならなかったのにね...

留弗夫と霧江の戦闘シーンは流石に興奮しちゃった。
EP2で魔女の手先のみなさんに人間はボコボコにされるしかねえのかよとなっていたので、戦人の親たちが立ち向かってるのに嬉しさを感じてたし、一矢報いることができていて「え?もしかして今回勝てるのでは???」という気持ちにさせられてしまった。
でもそんなに甘くはなかったね...
むしろ新しく出てきたあいつらどう倒したらいいんだよ.....という気持ちでまた大変なことになっちゃう。

人と人との愛や信頼がこの作品では重要な要素なのかなってなんとなく思いながらEP1〜3見てたんだけど、そういう意味では秀吉の存在が今回結構びっくりしたところではある。
これまで大人はどちらかといえば汚いもののように描かれていたので、エヴァ・ベアトリーチェと対峙した時に秀吉は絵羽に対しての気持ちを持っていたのがなんか良かったな。
こうやって思って振り返ると、どの夫婦間にもちゃんと愛はあるのか、なるほど。

譲治と朱志香が紗音と嘉音くんたちとEP2同様比較的まとも(実際まともではない)な終わり方を迎えれたのは良かったねって気持ちになってた。
まあ死んでるからよくはないんだけど。

使用人のおばあちゃんが魔女ワルギリアになっちゃったけど、源次さんと郷田も魔女になるのワンチャンある???
さすがに魔女にならなくても何かしらありそうよねこの人たちも。
ワルギリア役が仲谷明香さんだったことを見終わってから知ったんだけど、自分がハピネスチャージプリキュア!のオタクだから正直びっくりしちゃったし、ちょうどうみステを見る数時間前に仲谷明香さんが歌うハピネスチャージプリキュア!WOW!を聴いていたので運命感じちゃった。
魔女ベアトリーチェを倒すためには自分がプリキュアになって戦うしかねえ!多分それでも1回負けるけど、2回目で勝てるはず!とか歯医者の帰り道で考えてたので、よりにもよってハピネスチャージプリキュア!と繋がっちゃったのはちょっとしたギャグ。

本編ラストに出てきた謎の女の子、戦人と同じ日に生まれるはずだった留弗夫と霧江さんの子供???
戦人が以前六軒島に行った時に最後に残した言葉みたいなテンションで話してるし、すごい気になる。
気になるけど、こいつのことをわかるのが9月になると思うと6ヶ月間冬眠してたい気持ちになってる。
とりあえずこの女との出会いの日と対面できるようになりそうな日ということで03020909って自分の部屋のドアに書いてる。
ってかマジで07151129ってなんなんだよ...
7/15が戦人の誕生日だとして11/29が戦人をみごもった日とか?それだと32週だから結構な早産だし、そうだとしたら11290715って書くよな、わからん。
とりあえず考えても答えが出てこないので、ベアトリーチェが自分と戦人の2人の誕生日を忘れないようにするために07151129って書いたってことにしましょう、勝手にベアトリーチェを11/29生まれにするなよ

第一幕と第二幕の間の10分休憩の時に深夜に1人でぶつぶつぶつぶつ言いながら魔女を否定することについて考えていた自分がいて、今冷静になって振り返ってみるとその時の自分が少し怖くもあり、この作品との適応度もしかして高いのでは?って気持ちにもなっている。
普通だったらトイレ行ったら即飛ばして次の部を再生してたんだけど、魔女の否定についての思考をしてたので珍しくこういう休憩パートを飛ばさずに流してた。
魔女を否定することが勝利条件なのに、魔女を認める方向に話が向かっていくことに対して恐ろしさと話としての面白さがあって正直めちゃくちゃずるかった。

さすがに3回目ともなると「懐かしき、故郷を貫く鮎の川」からはじまる碑文の文章を覚えてしまっていた自分がいて笑ってしまった。
碑文の謎に関するヒントが今回もいくつか出てきたからいろいろと考えながら見てたんだけどやっぱりわからん。
思考のための手札が増えても、その答えに行き着けないからやっぱり悔しい。
答えをすぐに出されても面白くないけど、答えに近づいたかなと思ったらまた離れていったような気がして結構悔しい。
たくさんの謎を抱えたまま、EP4までの6ヶ月を生きていくことになると思うと不思議と生きていく気力が湧いてきて少し笑ってる、これがうみステ健康法?????深夜にこういうの見て朝まで考え事しながらこれ書いてるのは不健康だろ。

・感想3 終わりに

うみステEP3を見終わってふと家の外から異音がしたので窓の外を見たら窓の外が黄緑色に光っていて正直死ぬかと思ったし、うみステ見て興奮していたのに一気に血の気が引いて冷静になった。
その時の窓からの写真撮ったんだけど、家を特定しようと思ったらモロに家を特定できる写真だったからさすがにインターネットに上げるのはな〜となったのでうみステ大好きフォロワーさんと付き合いの長いうみステ行くタイプのお友達にだけ送った。
黄緑色に光って見えていたのが自分の幻覚じゃないことが証明されて安心した。
さすがに碑文の謎やこの後の展開が気になりすぎてまだ死ねないのでもう少し長生きしたい...

この上に黄緑色に光る窓の外の写真がある

このお友達から現地で展示されてた写真送ってもらったんだけど、EP4は現地に集合しろと言われたし、自分もできたら行きたい気持ちがすごくある。
途中で飽きて他のことをしがちな配信という媒体でもこれだけ熱中して見れた作品って数えるほどしかないから、こんなん現地で見たら情報過多になる未来しか見えないんだけど、EP4は前後編でやるのヤバそう。
前後編の間の時間10分くらいにせん?無理???
合間の時間、絶対ぶつぶつぶつぶつ情報整理のためになんか言い続けるモンスターになる未来しか見えない...
いや、まあ楽しいからいいんだけど。

最初は青木陽菜さん目的で見始めたのに普通に登場人物全員に魅力を感じ出していて敗北を感じてる。
アクリルスタンド全員完売したの流石にギャグだろ!!!ってEP3見る前は思っていたんだけど、完売することに納得させられてしまった。
使用人のおばあちゃんのアクリルスタンドとか欲しいもん。

EP4見に行くの楽しみだな〜
見に行くって決めたから流石に観に行くんだけど、今から本当に楽しみになってるし、6ヶ月早く経ってほしいな。
寝て起きたら6ヶ月経過してチケットも手元にあったりしない?ないか。
なんか久しぶりにこういう続きが気になる作品、ワクワクできる作品に巡り合えたの幸せだな〜って思う。
6ヶ月かけて魔女ベアトリーチェを倒す方法を考えていきたいと思います。

まるっ!

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