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【TAの大学院生からみた大学生】〜「イマドキの子」を感じる瞬間〜

こんばんは、水タロウです。

さて、タイトルの「TA(ティーチングアシスタント)」とは何だ?という方もいらっしゃると思いますので、、、

優秀な大学院学生に対し,教育的配慮の下に,学部学生等に対するチュータリング(助言)や実験,演習等の教育補助業務を行わせ,大学教育の充実と大学院学生のトレーニングの機会提供を図るとともに,これに対する手当ての支給により、大学院学生の処遇の改善の一助とすることを目的とした制度。

文部科学省

文科省によるとこんな制度らしいですが、学部生にとっては、
授業のときに先生の隣にいる院生
ぐらいのイメージかなと思います。

私は昨年から学部1年生の水泳の実技のTAに採用されています。
また、学部4年の時にもSA(スチューデントアシスタント)として水泳の実技に関わらせていただいています。
なので実質3年間、1年生の先輩として、水泳の授業で先生のサポートをさせていただいています。

3年間も関わっていると、その学年の「色」みたいなのが見えてくるわけですが、
今年はなんだか「あ〜1年生か、若いな〜」なんて感じることが多々あります。

そりゃそうですよね、6歳も下の子達なんですから、、、


でも、それでもなんだか、あまりにも若いというか青いというか、なんだか子どもっぽいなと感じてしまうのは何なんだろうと思い、書き始めてます。

ということで今日は、
「TAの大学院生には、授業中の学部生がどんな風に見えてるか」をテーマにざっくばらんに書きたいと思います。

1.教え合う姿勢が素晴らしい!


この瞬間に立ち会う時が、TAとして最も感動するときの一つでもあります。今年もその様子に立ち会えました。

私がTAで入っているのはスポーツ専攻の学生の授業ではありますが、全員が泳げるというわけではありません。泳ぎが苦手な子もいれば得意な子もいます。

基本的に私たちTAは泳ぎが苦手な子のサポートに入りますが、さすが教育学部。私たち以外にも、得意な子は積極的に苦手な子に教えにいく姿がチラホラみられます。

「ほら、バタフライはこんなリズムで泳ぐんだよ!」
「うおー!!そうそう出来てんじゃん!」

なんていう元気な声が聴こえてくると、
あー良い大学だなあ、、、なんて思っちゃったりもします。
教職の良さって、きっとこんなところにあるんですよね。

2.眩しい✨

先にも書きましたが、6歳も年下なので、うわあ若いなあなんて羨ましくなったりもします笑。

1年生はまだ入学したばかり、つい最近まで高校生だった子たちなので特にそう感じるのかもしれません。

プールの更衣室で、誰が可愛いとか、恋バナ(笑)がどうとか聞こえてきたときは、
「あの時の俺の青春はもう戻ってこないのか、、、」とちょっと悲しくなりますが(笑)、何だか元気がもらえるのもTAの良さだと思います。

3.授業態度、、、

ここからは少しマイナスな部分、、、
先日の授業中、いつもうるさくてサボっている子がいたので、少し注意をしました。元気があるのは良いことですが、さすがに先生も困っていたので、私の方からも声をかけました。
するとどうでしょう。その後、私に聴こえるような大声で悪口の嵐、、、少し後悔しました。

他にも、見学中にも関わらず先生の拡声器で遊ぶ学生もいたりして、正直、
「この子たちはほんとに18歳の"成人"なのか?」
と思ってしまいました。

まあこんな子ばかりではなく、ちゃんと真面目に授業を受けている子が大半なのですが、指導する側からみるとどうしても目立ってしまいます。

なんだかブルーな気持ちで先日の授業は終わってしまいました。

4.コミュニケーション

あと、今年の子は特にそう感じますが、なんだか敬語を使えない子が多いような、そんな気がします。(老害みたいな意見ですが、、、)

すみませんとか、ありがとうございますとか、こんにちはとか、体育会系なら出来るでしょ、、、といった基本的な挨拶もできない子がなぜか今年は多い。
(私がゴーグルのゴムを直してあげて、そのまま何も言わずに頭につけて去って行った子には流石に驚きました)

なんで今年はそんな子が多いんだと考えていると、とある講義で聞いたことを思い出しました。

「今の小1、小2は十分な幼児教育を受けていない」

それと同じように、今年の大学1年生も、
「コロナ前と同じような高校生活を十分に送れていない」
わけです。

もちろん、それが原因という根拠はどこにありません。ですが、コロナ禍によって失われた「これまでの当たり前」は間違いなく存在すると思います。
「人とコミュニケーションをとること」まさしくそれに当てはまると思います。

思春期真っ只中の高校生活中に失われた部活動、学校生活、、、そこで身につけることができた"はず"のものを学ぶことができず、、

こんなところにもコロナの影響か?なんて考えると、なんだか悲しくなってしまいますね、、、




ということで、私からみたイマドキの大学生でした。
こういったいろんな学部生と関わっていると、本当にたくさんのことを学べます。TAに推薦してくださった教授には本当に感謝しています。
前期はあと1ヶ月と少しあるので、残りのTA生活でもたくさん学ばせていただこうと思います!

ここまで読んでいただいた方、長々とお付き合い頂きありがとうございました!

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