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理不尽なことや想定外のことに出会った時の対処

生きていると沢山の理不尽なことや予期せぬ出来事が発生します。仕事を例に挙げると、
・明らかに顧客原因で発生した問題について叱責を受けた
・同僚に手柄を横取りされた
・取引先に依頼していた仕事が納期になっても完成しなかった
・部下が無断で仕事を休んだ
など、様々な出来事が考えられます。他にも通勤電車の事故に巻き込まれ遅刻した・・・といったことも想定外の出来事と言えるでしょう。

私は、まだ社会人駆け出しの20代の頃は、上記に挙げたことが起こった時に「なぜこのようなことが起こってしまったのか。何が問題だったのか」と考え、外部要因を取り除くことにばかり意識が集中し、発生したことへの対処に全ての力を注ぐことができていませんでした。特に100%あるいはそれに近い割合で自分に責任がない場合、原因を作り出した対象に怒りを向け、結果として本来最初にやるべき発生した後の対応が疎かになることが多かったです。
これはとても良くない、特にリカバリーをすぐにでも行わなければいけない状況の場合には致命的です。分かってはいても、「私は何も悪くないのになぜ余計な仕事を私がしなければいけないの」という気持ちを消すことは本当に難しいです。

乱れた心を取り戻すための技術的な取り組みとして、瞑想をしたり深呼吸をして心を整える方法があります。瞑想はアジアで発祥し、西洋の国々でも効果があるとして取り入れられています。
日本でも深呼吸については未成年の間でもぼんやりと効果があることが理解されているのではと思いますが、瞑想を含め、義務教育のカリキュラムとして取り入れてもらいたいなと思います。

しかし、最終的には理不尽なことや想定外の出来事が発生した時に、いつでもそれをありのまま受け入れられる心境になることが大切だと考えます。
世の中には自然災害のように、どうあがいても他人のせいにすることができない事象も発生します。同じように、理不尽な出来事も自然災害のようなものだと捉えることができれば、他者の中に原因を見つけようという癖もなくなり、既に起こったことよりもこれからすべきことにより目を向けられるのではないかと思います。

とはいえ、私もつい最近、同僚から言われのない非難を受けしばらく立ち直ることができないことがありました。相手の迫力に押されて「あれ?実は自分が悪いのでは?」と考えてしまうわけです。 
現象を冷静に分析できず、なんでも自分が悪いのだと考えてしまうこともまずい考え方ですので、陥らないようにしたいものです。(この話もいつか書いてみたいです)


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