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2023年3月の記事一覧

若者世代の投票率向上

若者世代の投票率向上

市民の少子高齢化が進んで有権者数に占める高齢者の割合が増加するとともに、若者と高齢者との間に投票率においても乖離が見られる状況がある。
これがいわゆるシルバーデモクラシーと言われる状態であって、問題が指摘される。
さいたま市は首都圏に働き先が多いことから何十年も前から地方からの若者の流入を受け入れていることもあり、若い世代も多く住んでいることから、地方の都市から見れば極端なシルバーデモクラシーの状

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不満の度合い

不満の度合い

さいたま市民意識調査も始まってから随分日が経った。
市民意識調査の結果としては、市民の満足度がどれだけあるか、どれだけ上がったのかということが主として説明されるが、行政職員が本来注目すべきは、市民のニーズがそこに隠れていると思われる"不満"の度合いだ。
さいたま市民意識調査において、平成27年度実施分と、令和4年度実施分、その7年間の主な施策・事業単位での“不満の度合いの変化”を見てみよう。

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姫路獨協大学、姫路市の責任

姫路獨協大学、姫路市の責任

※図版はひめじ総合戦略から抜粋。

姫路獨協大学が運営が厳しい現状を踏まえて公立学校法人化を求めたことに、姫路市の審議会はこう答えた。

1、自主的な運営改善に向けた取組が十分であるとは考え難い。
2、市が大学運営に関するノウハウを有しない。
3、近隣私立大学への影響がある。
4、校舎等の老朽化対策に伴う多額の経費負担がある。
そして、あくまで姫路市ではなく姫路獨協大学側が自主的な再建を基本に、他

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市民意識調査から

市民意識調査から

令和4年度のさいたま市民意識調査から、10項目について、各区の"満足"とされた回答割合を偏差値としてメモしてみた。
市民意識調査は市民の主観を調査するものなので、各区の現況を表す数値ではないが、各区民の満足度から各区の状況を感じ取ってみたい。
青い部分はどちらかと言えば高めの満足度が出ているところ、黄色い部分はどちらかと言えば満足度が低いところを表している。
これを見ると、各区に青い部分と黄色い部

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