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【対談型】マスマススタッフの気になる記事5選#3/2019.12

初めまして。マスマスインターンの井上です。私は普段は株式会社中川政七商店の社員として店舗開発・地域活性事業を担当しています。ご縁があり2020年1月末までの期間限定でマスマスで勤務することになりました。週1回のペースでの出勤しておりますので、よろしくお願いします!

 これまでHPやFBで、イベントの様子や入居者さんのご紹介などを地道に発信してきましたが、意外と私たちがどういう視点でコミュニティ運営をしていたり、どんなことにアンテナをはっているかについて発信する機会が少ないよね、 、


というスタッフの声から始まったマスマススタッフの気になる記事5選、
今月は私が担当します!

👇前回の記事はこちら👇


今回はこちらのメンバーが担当します!

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今月は以下のラインナップで
マスマススタッフの気になった記事5選を
みなさんにお届けしたいと思います!

1.会員制カレー店で作る「誰もが挑戦できる居場所」/ NEWPEACE高木新平

もりかわ:いい。カレー屋という存在が、挑戦できる居場所を作ることにつながるって、その言語化が素晴らしい。

コワーキング・シェアオフィスという場を通じて、チャレンジを応援することは何か? マスマスもきちんと言語化していきたいと、この記事を読んで思いました。

いのうえ:僕は「イベントは客席にいるよりも、主催する方が、人ともつながれますし楽しいです。」という言葉に共感しました。自分でもイベントの主催者側にまわることがあるのですが、その中でおもしろいなと感じるのは(今はできないけど)これを「やってみたい」と言語化していると、思わぬ人が助けてくれたり、「できる」人を紹介してくれて意外な方向にコミュニティが広がることです。「やってみたい」という状態はポジティブだし余白があるので、周りの人も関わりやすいと思うんですよね。

もりかわ:ですよね。あと気になるのが、相互で応援する関係性をどうコミュニティに醸成しているのか?が気になりますね。
誰もが主催者になるからこそ、はじめての不安も理解できるし、どんな小さなことでもチャレンジを応援してあげたくなる、そういう機能をシェアオフィスの運営にもインストールしてみたいなと。

たにもと:僕は「誰かといる時間を作る方が難しい」という言葉にハッとしましたね。目的や好きなことを共有し、一緒の場に居ることって仕事以外だとなかなか難しいよなと。都心で生活しているとよりそれを感じますね。

2.【週報】移動して分かるオフィスの価値(11/19〜12/2)/Huuuu inc


たにもと:徳谷柿次郎さんの会社の記事。移動編集部というものをやってるらしく、マスマスも手を挙げてみてもおもしろいかもと思いました。Huuuuさんとマスマスは「ローカル」という文脈も共有していたり、親和性があると思うんですよね。

いのうえ:ぜひ手を挙げてほしいです!僕も今まさにマスマスで間借りオフィスをやっているんですけども、環境も空気感も違うので、普段とは違う脳の部分を使っている気がしていてとても新鮮です。笑 企画会議にも混ぜてもらってますが、以前、お店をやりたいねという話が出たときは、自分の専門領域なのであれやこれやとアイデアや検討事項を出して、まさにコワークだなと感じました。今度の忘年会でも自社のブランディングの話しをする機会をもらいましたし、異文化の人間が入ると、お互いそれを活用しようという動きが出て、必然的に学びが生まれますよね。

たにもと:いのうえさんが入ってくださることで視野がグッと広がって、そんなやり方や可能性があるのか!と学びになることが多いです。

もりかわ:そうか、もっとブレスト的な個別な会議とかにシェアオフィスやコワーキングのコミュニティメンバーに気軽に入ってもらえる仕組みを作ればいいんだね! 入居者さんが、他の入居者のブレストメンバーに入ってあげちゃう的な。ふむふむ、来年から早速作ります。

たにもと:周りを巻き込んでブレストを開催したり、他の人のミーティングに参加したりというのが自然発生してる状態が理想ですよね。まずは、われわれが会議室から飛び出してミーティングしたいですね!オープンスペースでミーティングをしながら、通りがかった入居者さんに声掛けて入ってもらうみたいなことをやってみたいと思いました。

3.「ビジョンドリブン=妄想駆動」で生きれば、夢が形になる/佐宗邦威

たにもと:"ビジョンドリブン"というワードが気になってます。先日アップされたこゆ財団齋藤さんの話もまさにそのことだなと。「何をやるか」よりも「なぜやるか」を突き詰めることの重要性。

いのうえ:ビジョンドリブンはまさに私が働く中川政七商店で実践しています。以前、取締役の緒方が「中川政七商店のビジョンファースト経営について」という記事を書いたので詳細はこちらに譲りますが、私たちの場合「日本の工芸を元気にする!」というビジョンが最上位概念です。社内でもこの言葉は判断基準として頻繁に使われますし、実際に全ての事業がビジョンに繋がっている構造なので、目の前の仕事を何のためにやっているかが明解なこと、加えて、ビジョンに照らしてやらないことを明確に決められるのもビジョンドリブンの利点だと思いますね。何を捨てるかを決めるのって、実は意外と難しい。

もりかわ:なるほど、やらないことを決めるってすごい大事だよね。時間は有限。限られたリソースを何につぎ込めば、成果が形として出やすいのか。それもビジョンドリブンで見えてくるというわけですね。

たにもと:日々仕事をしていると、あれもこれもとなりがちなんですよね。原点に立ち帰ることができるビジョンがあれば、意思決定も早くなるということですね。

4.なぜダメなコミュニティカフェはできるのか?/木下斉


いのうえ:典型的な失敗例ですが、こういった事例って全然なくなりませんよね。「起案者にとって日々のコミュニティカフェの利用者ではなく、行政担当者(自治体であれば国、民間であれば自治体)が最大の顧客となってしまう」という点が最大の課題であり、構造的に打開するのが難しい点だとも思います。文中最後で官製コワーキングにも触れていますが、何か打開策はあるのでしょうか…?

もりかわ:カフェと謳うなら、美味しさとか空間の居心地の良さがやっぱり大事ですよね。結局コワーキングに関しても同じで、1日の大半を過ごすコワーキング・シェアオフィスの空間の居心地の良さとか、働き易さが第一の優先事項になってくる。で、その先にビジネスに新しい刺激を与えてくれるコミュニティがあるかないか。

官製のコワーキングも、やっぱり運営するスタッフが利用する側の視点をしっかり持っていて、【シェアオフィス・コワーキングスペース】で過ごす時間を、人生の投資として捉えて、運営を通じて地域や社会&コミュニティに何を残せるのか?を考えられる人であるといいのでしょうね。

たにもと:大学のゼミで「サードプレイス」について研究していたときにひとつ気づいたことがあります。それは「コミュニティが目的化していると居心地が悪い」ということです。「コミュニティ」って結果的に生まれるものであって、それ自体を標榜されると、逆にそこで何をしていいのか分からなくなるんですよね。だから6curryでいう「カレー」のように、明確なシンボルがあるほうが上手くいくと思うんです。

5.「国民が参加するからこそ、政治は前に進める」――38歳の台湾「デジタル大臣」オードリー・タンに聞く

いのうえ:最後の記事は私が選ばせて頂きました。台湾でこんなに先進的な大臣が誕生しているとは全く知らず、記事をみて驚きました。4つ目に紹介した「なぜダメなコミュニティカフェはできるのか?」との差を考えると恐怖で震えてしまいます…。オープンな姿勢で市民の集合知を活かそうという「総統杯ハッカソン」の取組は素晴らしいですね。

もりかわ: 本当ですね、台湾すごい。日本って気がついたら、アジアの中でもフィンテック等でも周回遅れと言われていたり。僕らはもっとローカルで働くことを楽しみながら、いろんなチャレンジをしていかなとダメですね。大臣にもっと面白い人がどんどんなってくれたら、未来も希望が持てそうだなー。

たにもと:「私は官僚制のフレキシブルさを、いつも強く信じています。」って素敵ですね。日本だとそんなこと感じたことないなー。行政側にいわゆる「お役所的」ではない動きができる人がいることは、様々な事例を見ていても重要であると感じます。

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