【エッセイ】疲れたあなたにバナナジュース
「マスマスマスマスってよくない?」
「ん?よくわかんない」
「だから、ますますマスマス」
「あ、益々マスマス!」
こんにちは、横浜にあるシェアオフィス「mass×mass関内フューチャーセンター」のスタッフ・”おかぴやま”です。
そして、聞き取りにくいマガジンタイトルを提案してきたのは、のっそりしたクマのような雰囲気を持つスタッフの”ほんちゃん”。
本人は、”ほんちゃん”と呼んで欲しいようだが、マスマス内では丁寧に「本山さん」と呼ばれている。一回も、面と向かって”ほんちゃん”と呼んだことはない涙
ちなみに彼は、今隣でバナナジュースを作っている。自宅からミキサーを持ってきて、自腹でバナナと牛乳をコンビニで買ってやる気満々だった。しかし、今日は隣で横浜ビールがPOPUPストアを開いているため、バナナジュースの集客力は弱かった。
バナナジュースは彼の愛だ。最近、マスマスの入居者さん達が疲れているなぁと察知し、元気をつけてもらおうと家からわざわざミキサーを持参した。のっそりしたクマのような愛。それは、疲れた体にじんわり広がる優しいバナナジュースだった。
というほど、大袈裟なものではなく、ほんちゃん曰く「自分で飲みたかっただけ」らしい。だが、それも彼の照れ隠しということにしておこう。
そんなこんなでバナナジュースは、日頃の疲れを笑い流すにふさわしかった。半分は、ほんちゃん自身が飲み干したのだけれど。きっと、彼は人一倍エネルギーをつけて、来週からの業務もバリバリこなすのだろう。みんなで期待して見守ろう。
・・・
マスマスにはスタッフがいて入居者がいて外部から関わってくれる人たちもいて、色んな人がいる。
自宅で余った野菜を配る人たち
毎日お弁当の販売に来てくれる人たち
仕事が行き詰まったとスタッフに泣きついてくる人たち
退去したのに、久々に来たくなって立ち寄ってくれた人たち
雑談していたらいつの間にか一緒に仕事を始めることになった人たち
自分の仕事に真剣に取り組む場であり、一方で働く人にとって心地良くいられる場であり、そして毎日様々な出会いとコミュニケーションが生まれる場でもある。
この「ますますマスマス!」ではマスマスという「色んな職種の人たちが集まって働く場の日常」をスタッフ目線でお届けしていくのでぜひお楽しみに!
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