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自分を好き ってなに??


私的衝撃的事実


人生で自分と向き合う時って何度もある。

意地悪い近所の子に散々悩まされた小学生の時、中高生時代の宿題で半強制的に自分の生い立ちについいて考えさせられた時、人間関係上手く行かなさすぎて究極に病んだ時、大学受験の時、バイトであまり話したくない社員さんと出勤が被った時、生きている世界が違いすぎる同期が視界から消えない時、就職活動の時、これからどうやって生きていこうって先が見えない時

年齢によって考える内容の広さと深さが違うことは置いておいて、私はいろんな局面で自分と向き合うたびに、何でもっと器用に立ち回ることができないんだろう。という思いが根底にずーっとあった。そしていろんなことが上手くできない自分が心底好きじゃなかった。

それって理想が高すぎるが故なんだけど、なんでも器用にこなして生きていきたいって漠然と思っているから、それができない自分にすごい苛立ちと悲しさを覚えてすごくすごく気分が落ちていく。。。

そんなことの繰り返しだった。

器用にこなす術なんか知らないくせに、知っていてもそれを使いこなせないくせに。そのことに更にくよくよしてしまう自分もまた好きじゃなかった。


私は不器用すぎる自分が好きじゃなかったけど
周りのみんなも、私が自分を好きじゃないように
みんな自分のことが好きじゃないのが 普通 だと思っていた。というか、 自分が好き なんて概念が私の中には存在していなかった。びっくりすることにほんの一年前まで。

友人とお互いの悩みを聴き合ってああでもないこうでもないって解決策を模索していた時、基本自分のことあんまり好きじゃないから最近結構しんどいんだよね、ってぽろりと口にしたことがあった。

「私は結構自分のこと好きだな」

って返答が来た時は心底驚いた。驚きすぎて 
え、なんで? 
って聞き返しちゃった。失礼すぎてごめんなさい。
自分のこと好きってなに?どういうこと?な私にはそれ以外の言葉が出てこなかった。

誤解のないように記しておくと、その友人はとっても素敵な子だ。けれど、

みんな自分のことはそんな好きじゃないもんでしょ
(時々見かけるナルシストな方は除いて…)

と思っていた私はとんでもなく衝撃を受けた。

その後友人何人かに
「ねえねえ、自分のこと好き?」
って質問していった。文字に起こすと、どんな質問だよ……って感じだけど私は至って真剣。


そしたらみんな
「私も自分のこと結構好き」
って返ってきてまたまたびっくりした。

私の数少ない友人たちは結構自分のことをちゃんと好きだった。衝撃。


Love myself って言葉、昨年知りました


自分のこと嫌い
って言い切るのは変なプライドが邪魔をして出来なくて。ちゃんと好きな面もあるけど、こんな自分好きじゃない…っていう部分が好きを覆い尽くすほどに大きいから あんまり好きじゃない って敢えて言っている。(どんな意地だよ面倒くさい)

一生懸命やっても何もかも上手くいかなくて先の見えない不安に押し潰されて病んでいだ時、病んでるついでに過去の失敗や今思い出しても頭を抱えるほど恥ずかしい行い、上手く立ち回れなくて後悔が残っていることなどを鮮明に思い出しては更に病んで

なんで自分はこんなにダメなんだろう… 

ってさらに病むループにハマり出した時があった。
それはもう最悪。

その時は本当に自分が嫌いだった。
余裕がない自分が
人に優しくできない自分が
自分のことを嫌いな自分が
心底嫌いだった。

家族とか友人のことは大切にしたいな、好きだな、って思えるのに、なんで自分のことは好きになれないんだろうってとってもとっても苦しかった。散々自分を嫌いになったら今度は、なんだか自分が可哀想になってきた。たくさんたくさん考えて、結局自分のことを好きになってあげないと周りにも優しくできないし本当の意味で人を愛せないんだろうな って答えに行き着いた。

そしたら心が少し軽くなって
自分にちょっとずつでいいから優しくしてあげよう
って気持ちが徐々に徐々に芽生えていった。



その少しあとに出会ったのがこの曲。


全歌詞が泣きたくなるほど心に響きすぎるのだけど
特に序盤にあるゆんぎさんのRap詩が当時の自分が考えていたことと重なってうわー!これだーー!!ってひとりで興奮したのを今でも鮮明に覚えてる。
自分の感情や考えと、一つひとつ答え合わせするように何度も何度も聴いた曲。苦しかった心を優しく包んでくれた曲。

この曲と出会って、Love myselfを知って、考えさせられて、Love myselfって生きていく上で必要不可欠だったんだ、って学んだ。


Love myselfを知ってもうすぐ1年経つ。

いまだに模索中だけど、以前よりは自分に優しくできるようになって、心穏やかな日が増えたように思う。

自分のこと好き?って聞かれたらきっとまだまだ苦笑いをしてしまう。それでも、好きじゃない からは卒業できた気がするな。


Love myself がもたらすもの


自分のこと好きだよー

って教えてくれた友人たちの共通点って、明るさ だと感じる。個人的見解だけど。

明るさって言ってもただ陽気って訳ではなくて
周りの目を気にしすぎず、自分の感情に素直で、
カラッとした爽やかな空気をもつ、そんな明るさ。

そして、自分のキャパシティをしっかりと把握できている。ここまでできたらまあいっかな!ってラインをわかってる。

私の場合、今の自分にできるのはここまで!とか全然考えられていない。高すぎる理想は当たり前に自分のキャパシティを超えた先にあるのに、そこに辿り着けなかった結果だけに囚われて落ち込んで、私ってなんでこんなダメなんだ…って溜息をついて。
おまけに諦めを知らない性格だから気を張り詰めて怖い雰囲気のまま突き進んでいってしまう。纏う空気は完全に陰。


そこを反省して、今の自分に見合った結果はどのくらいだろう?ってなるべく考えるように努めた。これはできなきゃダメでしょ!ってところはただ単純に力不足だったなと思って素直に認めて次に生かす。これは今の自分には無理難題だ〜ってことは数をこなしたり試行錯誤してできるようにしていく。

自分の中でこの振り分けができるだけで、私ってなんでこんなにダメなんだ…思考にならずに済むし心が健康にいられる。

心が健康だとある程度はポジティブに生きていけるし、周りの人に対しても自分が満足できる優しさを持てる。

結果自分自身がとても息をしやすくなる。

まだまだ課題だらけだけど必要以上に病みすぎず、自分に合ったLove myselfの道を見つけて、少しでも笑顔の多い日常を送るのが人生の目標!









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