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お仕事の話 パート2


 「男性的な意見だね。」
 1日の振り返りをする。職場で1年前から行っている、デブリーフィングでの私の発言に対する先輩への助言に対して、上がった声だ。大いな失笑を呼んだ。女性だらけの職場、職業柄なのか、なんとなく気まずい空気になると、不思議なことに結構なボリュームの笑い声が上がる。(いいことなのか、ごまかすという意味でよくないことなのかはわからない)

 最近気づくことができるようになったのだが、私は結果として起きたひとつの事実に対して、いらんことまで関連づけて落ち込んだりする。

 例えばこの日、他部門とのやり取りで、案件への「急ぎだ」ということへの伝達のミスマッチから、けっこうな時間と人が絡むこととなった。まだ経験が浅い私の、そもそもの伝達の方法論の認識間違いと、相手方のこれまでの経験から積み重なった、同じような揉め事へのイライラが重なりって起きたことで、結果的に相手方から発せられた攻撃的なエネルギーをもろ受けしてしまった。
 このように2つの原因が重なって起きた(私の中でのプチ)事件を、その日の私は噛み砕けず、なんかわからんけどとりあえず私が悪かったんだろう、ああ仕事できないなあ自分。向いてない向いてない。以上っ。
…と、考えるのがめんどくさいので、事象の本質をごちゃごちゃにしたまま、自分が仕事ができないということに関連付けて終了させようとしていた。

という話を1日の終わりに振り返り、先輩がアドバイスをくれたのだった。


ありがたいことにその先輩や、上司の対応のおかげで、私の落ち込みタイムは自分史上最短で済んだ。しかも本質を理解すると、自分ではどうにもならないことと、自分で改善できることの二つに分けれられると気付いたのだ!

初めの話に戻るが、この考え方がどうやら男性的な意見、ということになるらしい。そうは思わなかったが、論理的な人種はこれまで毛嫌いしており、自分から関わろうとしていなかったので、このような意見を素直に受け入れられるようになったのは、自分としては成長に感じられて嬉しい。あの失笑は、笑いが起きているわけだから雰囲気としては明るい空間だっだが、笑ってごまかすという意思が感じられた。…気がした。


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