変革の必要性

何かを変える時は、デメリットはつきものだ。

そのデメリットを甘受し、何かを変えようとするのは、そのデメリットを上回るメリットの享受を目指すためだ。

だがしかし、なんとなくの危機感や、何かしないといけないという理由から、とりあえず何かを変えてみようという、変革が手段ではなく目的となってしまっている経営層がいらっしゃる。

組織を変革しようとしている経営層に、なぜ変える必要があるのかと問えば、「このままではまずいから」という何の具体性もない回答しかない。

そんな具体性もなく変革して大丈夫なのかと問えば、「何かを変える時は、デメリットはつきものだ。」と…。

ではメリットは何なのかと問い返せば、「やってみなければ分からない」と…。

やってみなければ分からないというのはその通りだ。

だが、こういうメリットが見込めるという仮説があり、もし見込み通りにメリットが得られる前提で、現状を変えた方がよいのか、それとも変えないほうがよいのかを判断すべきだ。

なにも仮説がないまま、何かしらのメリットがあるだろうという博打的なやり方で果たして良いのだろうか。

否、自分だったこうする、と日々考え続ける。