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【詩風】窮屈な社会

ずっと昔はビンタと馬鹿野郎で、
色々な問題を解決させていたと聞く。
だけど今は違う。
ビンタは傷害罪に問われ、
馬鹿野郎は侮辱罪に問われる。

そうだ、昔の解決法が今は犯罪になるのだ。
だからぼくたちは人とのふれあいを極力避け、
差し障りのない言葉で会話しなければならない。
感情を露わにすることはもちろん御法度だ。

やれ自由だ、やれ個性だと煽られてきて、
気がつきゃこれである。
もしかしたらぼくたちは、
これまでのどの時代よりも、
窮屈な社会に住んでいるのかもしれない。

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