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【詩】犬のウンチを踏んだ日の人生

基本は土を踏むのと何ら変わらないのですが、
それを踏んだとたん、
それまでの環境が一変してしまうものなのです。
そのことを見聞きした友だちからは馬鹿にされ、
あげくに好きなあの子に暴露され、ついには
「変なあだ名をつけられるのではないか・・」
といらぬ心配をしなければならなくなるのです。

元はといえばあたりかまわずウンチをしまくる
ノラ犬たちが悪いわけなのですが、
ウンチを踏んだという運命に思い悩んでしまい、
「普段の行いが悪かったのではないか・・」
と自分自身に反省を促したり、
「何でこの世に生まれてきたんだろう・・」
なんて自己嫌悪に陥ることだってあるのです。

おかげでその日一日は、
まるで人格を否定されたような憂鬱な気分で、
人生を過ごさなければならないのであります。

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