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生き物の詩

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生き物を扱った詩やエッセイです。
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記事一覧

猫修行

 猫を飼っている人から聞いた話だが、今まで飼った猫は必ずと言っていいほど1~3ヶ月行方不…

新谷雅先
1か月前
9

【詩】鳴き声

犬は常に一人称で宣言する。 「我、主人の恩義に報わん」 彼らは滑舌が悪いので 人の耳には「…

新谷雅先
8日前
12

【詩】サル社会

気づいてみると世の中は 遺伝子どおりのサル社会 とやかく言っても現実は サル知恵同士の騙し…

新谷雅先
2週間前
7

人間は夏向きの動物である

 最近、野生動物の番組を見ることが多くなった。  この間は北海道の野生動物を追っていた。…

新谷雅先
2週間前
10

【詩】ケロケロ人生

ケロケロ人生重ねていけば いつかは手が出る足が出る それまでしばらく我慢して ここで静かに…

新谷雅先
3週間前
11

鷺の棲む川

1, 近くの川に数羽の鷺が棲んでいる。 河口の方には更に多くの鷺が棲む。 四十年程前その川…

新谷雅先
3週間前
7

【詩】公園仁義

公園に数羽のスズメがいた。 何かをひろって食べていた。 スズメの周りにハトがいた。 何かをひろって食べていた。 一羽のカラスがやって来た。 スズメは慌てて飛び去った。 ハトはトコトコ遠ざかった。 カラスはそこにいすわった。 新手のカラスがやって来た。 いすわるカラスを威嚇した。 カラスはカァと逃げ去った。 新手のカラスは追いかけた。 あたりに誰もいなくなった。 ハトがトコトコ戻って来た。 空からスズメも戻って来た。 遠くでカラスが鳴いている。

【詩】空を翔べ!

漠然と思い浮かべてた 大切な一日が 今日風に乗って おれのもとにやって来た 空には大きな雲…

新谷雅先
1か月前
12

【詩】彼岸猫

老いた野良猫尻尾を振って ナムアミダブナムアミダブ 不安な心でいるのだろうか 願を掛けてい…

新谷雅先
1か月前
13

ライバル

ぼくが中学生の頃 親戚の家にクリという犬がいた。 横須賀の久里浜生まれということで その名…

新谷雅先
2か月前
4

【詩】ともだち

何を言っても知らんぷりして したい放題のネコを見て人は こう思っているのであります。 『無…

新谷雅先
2か月前
6

【詩】大雨の草むら

大雨の降る夜の草むらで 静かに鳴いている虫たちは この雨に濡れていないのだろうか 巣の浸水…

新谷雅先
2か月前
11

【詩】痩せぎすのバッタ

濃い緑色の作業着を着込んだ 痩せぎすのバッタは 滑り止めの付いた ギザギザの地下足袋を履き …

新谷雅先
2か月前
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【詩】空のスイマー

空のスイマーは 両手を大きく広げ スイスイと流れるように 風の中を泳いでいく。 遠い日の 水の中の想い出が 空のスイマーの 頭の中を駆け巡る。 暑い日、水の中を 懐かしむかのように 空のスイマーは スイスイと流れるように 風の中を泳いでいく。