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一人暮らし記 5/21

目覚ましよりも早く目が覚めて、シャワーを浴びる。雨のせいで少し寒い。白んでいる窓の向こうをすみちゃんがじっと見つめている。卵焼きを焼いてお弁当を詰めた。昔から卵焼きのことがそこまで好きではないが、最近はたまにおいしい、と思える卵焼きが作れることがある。いつも目分量でやってるからたまにしか作れない。甘めにして、水を多めにして巻くのが難しいくらいゆるい卵液で作るとおいしい。昨日届くと思っていた本(武塙さんと岸波さんの往復書簡)は今朝もまだ届いていなかった。今日の夜には届くだろうか。

昨日の夜、Twitterで流れてきた漫画を読んで、今の自分は健康な精神状態であると改めて思った。20代の頃からここにくるまで長かった。強迫性障害や摂食障害で入院をする主人公よりも、そばにいる家族(母親)のほうにぐっと感情移入して泣いてしまった。もっと昔の自分が読んでいたら主人公のほうに感情移入しただろう。自分が普通に(と思って)育ててきた子どもが精神に不調をきたしたら、と思うとつらいな。
昔の記憶を思い出してつらくなることは誰にでもあると思うんだけど、最近気がついたことがある。わたしは自分が傷ついたり悲しい気持ちになった出来事を思い返すうちに、段々と「今考えればわたしが悪かったんだろうなあ…」となぜか自罰的な方向へすり替えてしまっている。たとえば男子に容姿を揶揄されたことはあの頃のわたし本当に身なりに気を遣ってなかったしな……とか、働いていたパン屋でシェフに何時間も説教されたのも、確かにわたし仕事できなすぎたし気も遣えないし扱いづらかっただろうな…とか。わたしが悪かった部分ももちろんある、それは事実としてそうなんだけど、だからって傷ついたり悲しい思いをしたのも事実なのに、その両立ができないというか。そうして大体の記憶が今となっては謎の気まずさ、罪悪感、みたいなものに覆われている。今はまだこれをどうにかしたい、とかは思えないんだけど。

定時で帰宅。小腹が空いたのでこの間買ったポップコーンを食べた。電子レンジで調理するタイプで、説明通りにレンジにかけたつもりだったけど1/3くらい焦げてしまった。鍋で作るやつの方が楽しいしいいね。
晩ごはんは冷奴とスペアリブの煮込み。

こういう煮込みについパスタを入れてしまう

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