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【レシピ】トルクメニスタンのおばちゃん直伝、激うまソムサ(サムサ)

ソムサとは、中央アジア等で食べられるひき肉と玉ねぎを生地で包んで焼いた料理です。インドのサムサと同じ起源をたどるものと思われますが、インドのサムサはカレー風味の揚げ物らしいです。この記事では、家族での食事や街角で軽食としても楽しまれる、中央アジアのソウルフード、ソムサのレシピをご紹介します。トルクメニスタンのソムサには「タンドリー(土窯)焼き」と「オーブン焼き」がありますが、家庭で作れるオーブン焼きにアレンジをしています。

トルクメニスタンの首都アシガバットで生活していた頃、妻とよくおいしいソムサ屋さんを探して、郊外を探索していました。そして、ある日出会った激ウマのソムサ。これまで数多くのソムサを食べて来た私たちでしたが、これほどうまいソムサはないと、通いつめました。日本人の友人たちも連れて行きましたが、皆絶賛。そのおいしさにはまり、その場で食べるだけでなく、持ち帰り用に12枚も買って帰る人がいた程です。

今回はそのおばちゃんから教えてもらったタネの配合によるレシピです。

ソムサレシピ(14個)

材料

【生地】
・小麦粉(薄力粉) 500 g
・バター 50 g
・水 300 ml

【タネ】
・牛ミンチ(あらびき) 600 g
・玉ねぎ 2個
・塩 大さじ1
・コショウ 少々

1.玉ねぎ2個をみじん切りにして、塩大さじ1、コショウ少々を加え混ぜる。その後、牛ミンチ600gを加え、さらに混ぜる。(タネの準備完了)

※ハンバーグではないので、まとまらなくてもよい。牛ミンチはあらびきでなくてもよいが、トルクメニスタンでは手切りのあらびきが最上とされているため、現地の味に近づけるためあらびきとした。こだわりたい人はブロック肉をみじん切りにして試してほしい。

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2.小麦粉500gと水300gを混ぜて、生地をこねる。生地をまとめるのに小麦粉が少し足りないので、小麦粉を足しながら生地をまとめる。

※このレシピでは生地をねかせない。生地に少し塩を入れる人もいる。

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3.生地を薄く広げて、とかしたバター50gを塗り広げる。

※ここでは生地の薄さはそんなに重要でないので、できるだけ薄くのばせばよい。スペースの関係で大きく生地を広げるのが難しい場合は、生地を二つに分けてバターを25gずつ塗ってもよい。

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4.広げた生地を端からのり巻きのように巻いていき、14等分する(あらかじめ半分に分けている場合は7等分)。

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5.切った断面を上にして、手のひらで軽くつぶす。

※切った断面を上からつぶすことにより、パイ生地のような食感に出来上がるので、ここはポイント。

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6.できるだけ丸くなるように直径20cmほどに生地を薄く伸ばす。適宜小麦粉を打つのを忘れないようにする。

7.伸ばした生地に1で作ったタネを適量入れ、三角形になるように生地を中に織り込む。生地の周りの織り込むところに水をつけ、隙間ができないようにくっつける。

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8.オーブンにクッキングシートを敷き、その上にソムサを作ったときのまま(織り目が上になるように)乗せる。

9.ソムサに卵の黄身を塗って、250℃のオーブンでこんがり焼き目がつくまで20分~25分程焼く。

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完成!!  

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私は焼き立てが好きですが、トルクメン人は少し蒸らしてから食べるのが好きなようです。その場合はラップ等でくるんでしばらくしてから食べてみてください。コーラと最高に合います!!

Işdäňiz açyk bolsun.(トルクメン語で)「召し上がれ。」