【レシピ】ナスのひき肉詰め焼き・カルヌヤルック・トルコの食堂の味(炊飯器ピラウのレシピも合わせて)
カルヌヤルック(karnıyarık)はトルコの食堂で食べられる庶民的な料理です。karnı(辞書形はkarın)は「腹」 yarıkは「割れ目」という意味で、「腹の割れ目」という奇妙な名前をしています。名前の通り、ナスを半分に引き裂いて、その割れ目にひき肉を詰めた料理です。
トルコではロカンタ(lokanta)と呼ばれる庶民的な食堂の定番メニューです。ショーウィンドウにはたくさんできあいの料理が並び、選んで皿に盛りつけてもらうことが出来ます。
似た料理にimambayıldı(坊さんがびっくらこいた)というこれまた奇妙な名前の料理があるのですが、こちらは野菜だけでできています。現代トルコ料理の最強武器、ナスとトマトを使った料理です。これでトルコ料理にはまる人も少なくはないはずです。
(3月27日まではセール価格です。それ以降は500円で販売します。)
ピラウ(3合)
【材料】
米 3合
スパゲッティ 10本くらい
オリーブオイル 大さじ5
塩 小さじ1~1.5(好み)
水 適量
1.スパゲッティの麺を1cm未満にバリバリに折っておく。
※トルコではシェフリエ(şehriye)という専用のパスタがありますが、日本では手に入りにくいのでスパゲッティ麺で代用。
2.フライパンにオリーブオイルを入れ、弱火で色がつくまで炒め、少し冷ます(熱いまま入れると油が飛び散る)。
3.炊飯器に3合の米と水を入れ、その上から炒めたスパゲッティの麺とオリーブオイル、塩小さじ1~1.5を入れる。
4.炊きあがり、全体をよく混ぜたら完成。
カルヌヤルック(6本)
【材料】
ナス 6本
ひき肉 200g
玉ねぎ 1個
ピーマン 1個
ニンニク 1片
トマト缶 1缶
オリーブオイル
1.ナスの皮を残しつつストライプ柄に皮を剥く(剥いて、剥かないでを繰り返す)。剥いたら30分程塩水につけて置く(ミケランジェロがデザインした衛兵の制服みたいですね)。
2.ナスの水をよくふき取り、オリーブオイルを塗って200℃に予熱したオーブンで20分程焼く。柔らかくならなければフライパンでこげないように熱する。
3.オーブンでナスを焼いている間に、ナスに詰める具を用意する。玉ねぎ1個、ピーマン1個、ニンニク1片をみじん切りにする。
4.玉ねぎが透明になるまで炒め、ひき肉200gを加える。色が付いたらピーマン、ニンニクも入れて炒める。火が通ったら、カットトマトのトマトだけをすくって加え、水分がなくなるまで炒める。トマトスープは残しておく。
5.ナスが焼きあがったらフォークで開き、炒めた具をたっぷり乗せる。
6.缶に残ったトマトスープにお湯200ccを加え、ナスの入った耐熱皿の半分くらいまで入れる。
7.200℃に予熱したオーブンで20分から25分程度焼けば完成。(すぐ食べてもおいしいし、時間がたってから食べてもナスがさらにしっとりしておいしいですよ。)
(完成は必ず白クマの皿にのせるこだわり)