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【トルクメニスタンを知るためのテキスト講読】アシガバット(トルクメニスタン小学校3年国語教科書より)【初級】

【テキスト】

Aşgabat! Biziň mähriban şäherimiz, mähriban paýtagtymyz. Ol bu gün tutuş türkmeniň guwanjy, buýsanjy. Onuň ady bilen dünýä türkmeni tanaýar. Bu günki gün mähriban paýtagtymyzyň taryhynda düýpli öwrülişikler bolup geçýär. (中略)
Aşgabat - Türkmenistanyň paýtagty.
Aşgabat - ak mermerden gurulýar.
Aşgabat - ylmyň, medeniýetiň merkezi.
Aşgabat - gözelligiň merkezi. 

【翻訳】

アシガバット!私たちの親愛なる都市、親愛なる首都。それは今日全てのトルクメン人の喜びであり誇りである。その名と共に世界はトルクメンを知っている。今日という今日は親愛なる我々の首都の歴史において抜本的な改革が行われている。(中略)
アシガバット、トルクメニスタンの首都。
アシガバット、白い大理石で作られる。
アシガバット、学問と文化の中心地。
アシガバット、美しさの中心地。

【語彙・文法】

Aşgabat! トルクメン語でエクスクラメーションマークは感嘆などを表す記号として正式に用いられています。
Biziň mähriban şäher-imiz 私たちの 親愛なる 都市ー私たちの
paýtagt 首都
Ol それは(他にも「彼は、彼女は」も表す)
bu gün 今日
tutuş 全部
guwanç 喜び(guwan- 喜ぶ)
buýsanç 誇り(buýsan- 誇る)
Onuň ady その 名前ーその at /a:t/ 名前
bilen ~と
dünýä 世界
türkmen-i tana-ýar トルクメン人を知っている。-iは対格、-ýarは現在形
Bu gün-ki 今日ーの
taryh 歴史
düýpli 根本的な、基本的な (düýp 底)
öwrülişikler 改革(öwür-変える、回す)
bol-up なって なるー副動詞
geç-ýär 過ぎている 過ぎるー現在形
ak /a:k/ 白い
mermer-den 大理石ーから
gur-ul-ýar 建てるー受身ー現在形
ylym 学問、科学
medeniýet 文化
merkez 中心地
gözellik 美しさ k→g

 【補足】

・トルクメニスタンの首都アシガバットについての紹介。
・2021年でアシガバットは140周年を迎える。
・140周年を記念して、「我らが白い街アシガバット」モニュメントにおいて式典が催されることが1月28日の閣僚会議で決定された。
・アシガバットAşgabatの語源は「アルサケスの町」(Ashkアルサケス朝-abat町)に由来するという説や、「愛の町」(アラビア語のashq「愛」-abat町)に由来するという説などがあるが、トルクメニスタンは後者を採用している。
・1919年から1927年まではポルトラツク(Полтора́цк)と呼ばれていた。
・日本語ではアシガバードやアシハバード等の表記も見られるが、トルクメン語ではペルシャ語の-abadは長母音を保っておらず、最後のdも無性化しているため、アシガバットが適当であると考えられる(外務省でもアシガバットに統一されている)。

【引用元】小学校3年生向け国語教科書(2001)より

※この記事はトルクメニスタンについて学びながらトルクメン語の講読をすることを目的としており、政治的な思想や立場を発信するものではありません。その点にご留意の上、質問やコメントをしていただけますようお願いいたします。