前回の痛風発作は、記録によると7年前のようで、その時は「逆腹式呼吸」と「易筋洗髄経」と「ひまし油」を組み合わせて、なんと4日で治したとある。

ところが今回は、その時よりも遥かに知識も技術も増えたのにもかかわらず、約一週間もかかってしまった💦

ともかく、何をやっても好転しないので、流石に焦ったし、自信も喪失しかけた。

ありとあらゆる文献を調べ、その度に一つ一つ試してみたのだが、何をしてもこれがまったく効かず、さて一体どうしたもんだろう・・・と頭を悩ましていたところ、「鍼灸真髄」という本のあるページを開いてみた所で、「同じ症状と言えども、原因は千差万別云々・・・」と書いてあるのを読んだ時に、「ハッ!」っと気がついた。

「あ、自分はこの症状にはこの方法で・・・という風に決めつけて、思い込んでやっていたな、と」

つまり、知らず知らずのうちに、症状に対する狭義の「対処療法」をおこなっていたのである。

これじゃあ、治るわけがない。

そこで、根本原因は何かってことを、一つ一つ遡って探り、感情の問題(いわゆるストレス)を特定し、どの方法で治療するのかを、筋肉反射テストで一つ一つ調べて、根本治療をおこなったところ、見事に一日で好転したのである。

最近ちまたで「バイアス、バイアス」と騒がれているが、何のことはない。

自分自身がまさに、まんまとこの「バイアスの罠」にハマっていたのである。

それにしても、今回のことは、物凄い勉強になったなぁ…。

思いこみこそが、「最初に排除するべきもの」であり、治療の妨げになるものであったと。

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