思いは時を越える。|2020/12/17
鬼滅の刃大ヒット!ご多分に漏れず我が家の娘もどハマり。
付き添いで映画まで観に行ってしまいました。
そしてこの映画大ヒットの最中に、漫画完結!!というとんでもない潔さに魅せられ、漫画も全巻一気読み。(終わりの見えない漫画をズルズル読みたくないタイプ)
まだまだ漫画の文字が読めない娘に、冬休みになったら漫画の読み聞かせしてねと約束を取り付けられ、これは恐らく年末年始に自分の時間はないだろうなと腹を括っているところです。
潔さ、これは確かに他の人気漫画はだいたいもっと長いことを考えると魅力のひとつでありつつ、それだけでは当然こんなにも魅せられることはなくて、もっと大きかった魅力が終始思いを継承していくことを中心に描かれていること。
人間の生命は有限であって、肉体としての死は誰もが迎えるもの。
敵である鬼は「ラスボスから分け与えられる血」によって半永久的に生き永らえていくけれど、主人公が属する鬼殺隊は人間の集団なので、戦闘によって亡くなってしまう。鬼を倒すんだって「思い」の継承によってそれを永遠のものにし、最終的に結実させる物語。
これって、まさに。
僕の終活と重なるところがあって。
終活で一貫しているコンセプトのひとつも「思いを残す」こと。
僕が生きた意味、家族や友人に伝えたい思い、叶えたいこと。
これらを残し、伝えていくための終活。
そのアウトプットが先日の”20201107”であり、このエンディングノートであり、終活と銘打って過ごす日々、一瞬一瞬。
もしいま、改まって遺書を残すことになったら。
どんな言葉を、どんな思いを残すか?
それは誰に向けたものか?
2020年始めにされてもはっきりと答えられなかったであろう問い。
現段階で遺書は書かないと心に決めているけれど、これを決めたのも思いをどう残すか、日々問い続けた結果。
肉体の限界は遅かれ早かれくるのだから、人生の物語の完結は自分で描いておいた方がいいし、人生の意味・継承したい思いは様々な形で残そうと過ごしている。
今年6月、まさに思いを継承することを事業としている先輩にお声がけいただき、残したものもそのひとつ。
人生を生まれてから現在に至るまで対談形式で振り返り、映像にまとめていただく企画。
意識しなければ人生を一気に振り返ることなどそうないし、自分史を人に話す中で気づく自分、思い出す価値観も多々あってとても有意義な時間を過ごさせていただきました。
映像はデータだけでなく、USBに入れて玉手箱のような専用ケースに。
データだとパソコン上で他データと横並びになってしまうものが、こうして手に取る形で残せるってとても暖かい。
そう考えると、今はnoteに綴っているこのエンディングノート。
書籍としてまとめていくことも、僕が思いを残し伝えていくにあたって具現化したいことのひとつだなあ。
お声がけいただきました健さん
今、改めて映像を振り返ると「あの時と感覚変わったなあ」「今だったら違うこと言うだろうなあ」と感じることが多々ありました。
それもあの日の記録を、健さんが丁寧に残してくださったからこそ感じられた変化です。数時間の出来事が、僕にとっての宝物になりました。
これからも思いを刻み続けていきます。本当にありがとうございました!
”キメツ”が改めて気づかせてくれた、思いを残し、伝えていくことの尊さ。
エンディングノートの意義も再認識し、まもなく2度目の手術からちょうど1年、激変の2020年を振り返っていこうと思います。
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